無気力だと思っていた人は、実はハイテンションガールでした

音 ページ13

ハァ・・・

ハァ・・・

もう奈々追って来てないよね？

ってか、奈々の体力ヤバくね！？

かれこれ１時間くらい全力疾走していたよね？

・・・ん？１時間？

ってことは・・・

私はポケットからスマホを取り出した

『13:35』

バリバリお昼の時間帯やん

困ったなぁ・・・

はよ戻らないとみんなに怒られる・・・

いや、今行っても怒られるよね？

どっちみち怒られるじゃん！

うーん・・・







タンッ・・・タンッタンッ・・・・



？
何の音だろ？

タンッ・・・タンッ・・・

よく耳を済ませて聞くと、体育館の方から聞こえる

誰かが自主練でもしてるのかな？

・・・偉っ！

こんなお昼の時間帯にまで練習とか・・・

誰が練習してんのかな？

そーっと、ドアを開けて中を見てみる



！？



す、菅原さん！？

菅原「あれ？Aちゃん？どうしたの？」

ぉわ！気づかれた！

A「菅原さんこそ、こんなお昼時に・・・」

菅原「ん、まぁ軽く自主練だべ！」

いや、まぁ、知ってます・・・

へぇ〜、１人で？

ってかお昼ご飯食べたの？


頭の中にはたくさんの『？』が・・・

自主練、付き合ってあげよっかな・・・

(上から目線かよ！と思った方、スミマセン・・・！by 作者)

と、思っていた時

体育館のドアが開いた

菅原さんも私もそっちの方へと視線を向ける









A「く、くにみん！？」

ドアを開けて息切れしながら立っていたのはまぎれもなく、くにみんだった

国見「何してるの？しかも男と二人きりで。みんな心配してるんだけど？」

めちゃめちゃ早口！！

こ、これは・・・そうとう怒ってますなぁ・・・

A「ごめんなさい・・・」

国見「はい。んじゃ戻るよ」

そう言って手首をガシッと掴むくにみん

そのまま食堂へと連れてかれていく・・・

ってか掴まれてるとこ結構痛い・・・

めっちゃ力入ってるし・・・

ムダな抵抗はヤメた方がいいな・・・




〜食堂にて〜

潔子「A！！」

潔子先輩が駆けつけて来てくれる

周りを見ると・・・

奈々・・・

お前、あのカッターどこやったん？www

今は１人でグズグズ泣いてる奈々

・・・ウソ泣き、上手だね・・・

潔子「さぁ、説明してもらおうか・・・



奈々ちゃん」

ダッ！

あ、奈々逃げた！

でも誰も追おうとはしてなかった

そのまま、奈々は見つからないまま１日が終わった・・・

怒ってる・・・？→←お知らせ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す