BigHitのつれないあの子、 (ページ33)

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JN「写真撮っちゃだめ？」

『私の写真なんか撮って何になるんですか。ご自分を撮ってください。』

YG「相変わらずだなㅎ」

ケタケタと笑うユンギさん。
無性に腹が立つ。

JK「顔映らなければいいですか？」

『駄目です。』

TH「こんなきれいな金髪なのに、記録に残さないの？」

『残しません。』

練習生をする前は染めてたときもあったけどここ最近は染めてなかったからかキレイに色が入った。

JK「隙ありッ！！！」

と言うジョングクさんの声と同時に聞こえたカメラのシャッター音。

『スマホ破壊案件。』

私が睨めばジョングクさんは憎めない顔で笑ってくる。

JK「自慢しよ！」

JM「誰に？」

JK「可愛い弟！！」

その可愛い弟って、多分カンテヒョンなんだろうな。
てか、テヒョンさん(あの人)メンバーにペラペラ話したりしないよね？

バラしたらそれ相応の対処をしなきゃだな。

YG「曲は？進んでんの？」

こそっと聞いてくるあたりこの人も一応気遣いはできるらしい。

『もう終わりますよ。あと2日、3日くらい。』

YG「へぇ、すげぇわ。」

『…あの曲、どうするつもりですか。外に出すつもりですか？』

YG「ん。気に入ったらそうする。」

つまり、外に出なかった場合は気に入らなかったということか。

『…ユンギさん。』

YG「あ？」

『もし、音楽界のバンクシーのような人がいたらみんなどう思うでしょうか。』

YG「バンクシー？？なに、姿を隠してってこと？」

『はい。』

YG「…Xがそうじゃん。」

あぁ、Xは確かにそうなのかも。
バンクシーに失礼な気もするけど。

YG「…いいんじゃねぇの？黙らせることは可能だからな。ブランドがないから。」

『ブランド…ね。』

告知なしにBigHitでデビューしたとしてもBTSの妹分だと言われるんだろうか。

そもそもヨジャなんて断固拒否だろうか。

YG「ブランドってのはいい意味でも悪い意味でも桎梏だからな。」

爪を撫でながらそう言うユンギさん。この人だから言える言葉なんだろうな。

JK「Aさん！見てください！後輩から"うわぁ、かっこいいお友達ですね"って来たんです！！」

カンテヒョン、ジョングクさんは友達じゃねぇよ。