BigHitのつれないあの子、

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ジョングク先輩に最近お気に入りの社員さんがいるらしい。



何気ない会話(こんな会話をできるなんて光栄だよね)の流れからスタッフさんの話になったわけだけど、聞けば聞くほどあの人と類似点が増えていく。





一緒にご飯を食べたのをきっかけによく話すようになったんだ、と教えてくれた。







KT「…あの、」


YJ「ん？」


KT「Aさんって、今日来ますかね？」








聞きたいことは山ほどあった。
マネヒョンのアシスタントと言う割に僕らの前に姿を見せない。


行方しれずだとパンPD直々に電話をしてきたこともあった。



謎すぎるでしょ、どう考えても。



そんな中でのジョングク先輩とのやり取り。








YJ「さぁね。ダンスさせたいんだけどなぁ。」


KT「…ダンスって、そればっかりじゃないですか、」








連絡先知ってるとしたらマネヒョンだけどわざわざ予定割いてきてもらって確認するようなことでもない。



と、思っていたらちょうどいいタイミングで発見したAさん。



次はいつになるかわからないと追いかけた結果カフェにたどり着いたわけで、そんな僕をストーカー呼ばわり？



















紅茶の入ったボトルに刺さってるストローをくるくると回すA。


年下だと聞いて敬語はやめた。


そっちのほうが質問したときに圧を感じるかなって思ったから。









KT「で、なんでアルバイトなんかしてるわけ？」


『あぁ、パンPDの提案。』









パンPDは相当この子のことを気にかけてるらしい。
そんなすごい子なの？とんでもなくすごい曲を書くとか？














KT「提案？」


『…性格矯正のために人と関わらせたいらしい。』


KT「あぁ、性格悪いから。」


『他の言い方ないわけ？』











別に本気で性格悪いだなんて思ってない。

ただ、つれないだけだってわかってる。他人に興味がまったくないタイプかとも思ったけど、違うのかな。

だとしたら、自分に近づいてほしくない、これしかないでしょ。










KT「で、性格矯正されたらデビューするんですか？」


『…さぁ、わかんない。』


KT「伝説の練習生ならすぐにでもデビューできそうなもんだけど。メンバーが集まらない？」


『デビューするなら、私はソロ。』









自分の素性を話していて気が抜けたのかこの子は今"私"と言った。




多分、女の子なんだろう。









KT「BigHitからヨジャドル、ね。」

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