BigHitのつれないあの子、 (ページ3)

今日:9 hit、昨日:4 hit、合計:281,348 hit

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視聴回数もそれなり。

まぁ、深夜に投稿したからあれだけど、今日の夜辺りにはいつも通りになってるでしょう。

ただやっぱりバラード系だとこう、インパクトが足りないよね。

過激な方が私は好き。

コメント欄で枝豆のはなししてくれる人がいると嬉しくなる。

素性を隠してても、人とつながることはできる。こうやって、枝豆の話もね。

今日はどうも出勤しなくちゃいけないらしい。あの、メガネダヌキからのお呼び出しだからね。

私は一応練習生だけど、まぁ、この前の結果も1位だったし今は本職に専念するつもり。

仕事が溜まってるからね。

そんなことを思いながら自転車で出勤する。だって免許をとれる歳じゃないし、タクシーはお金がかかる。

まぁ、経費で落として！って言えば落としてくれそうでもあるけどな。

お気に入りの黒いキャップを深くかぶって私はそびえ立つ大きなビルに足を踏み入れた。

『…え、これガチで言ってます？』

目の前にはニコニコと笑うメガネダヌキ。

PD(パンPD)「これくらいお安い御用かと思ってね。」

殺す気か、このタヌキは。

『待て待て待て。え、私は人前には出ないって話じゃないですか。』

PD「人前って。7人と5人だよ？」

『え、いや、無理ですって。』

PD「もうそろそろそのあがり症というか、コミュ症というか、それなおしてくれないと、」

うわぁ、出たよ。メガネダヌキのお説教…。

最悪だよ。

『はぁ、頭が痛くなってきた…。』

PD「ほんとは今すぐにでもデビューさせたいくらいなんだけど？」

『だからデビューはしませんって。だいたい私はプロデューサーになれるって言うから来たのに…。』
『まんまと嵌められました。』

PD「プロデューサーになりたいんだったか。」

その眼鏡折ったろか？

PD「君みたいな人を作業室に閉じ込めておきたくないんだよ。たしかに"X"として成功をおさめてる君でも十分だよ。だけどね、」

PDは私の瞳を真っ直ぐに見た。

PD「僕は、君のダンスも世の中に見せるべきだと思うんだよ。」

『私のダンス、』

PD「J-hopeのダンスとも、Yeonjunのダンスともまた違った、妖艶なダンスだよ。」

なんだその、妖艶なダンスって。