BigHitのつれないあの子、 (ページ20)

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なんでこんなことになってるんだろうって私が聞いたところできっと答えは誰も返してくれない。

目の前に並べられた多量のご飯たち。

『…これ、』

そのご飯たちを挟んで向こうにはこちらを見て緊張した様子のジョングクさんと、平然とした顔のユンギさん。

YG「食えよ、グガ一人でもこの量は流石に無理だろうから。食べてもらわないと困る。」

『はぁ、』

作業室にこもってたからお腹はすごく空いていた。私はおとなしく食べることにした。

JK「おいしいですか？」

『まぁ、はい。』

YG「可愛くねぇな、お前。普通に"美味しいです"って言えばいいのにさㅋ」

いちいち突っかかってくるな…。

『キャラじゃないんで。』

JK「…Aさんは辛いもの苦手なんですか？」

『はい。あれを美味しいという人の気がしれません。大体"辛い"というのは痛覚であって味覚ではありません。』

YG「…お前博識というか何というか、」

『これくらいは常識の範疇です。』

たくさんのものを口に運び忙しく動くジョングクさんの口はジョンソクそっくりだった。

YG「で、なんでお前が作業室から出てくるんだよ。」

私はミスをした。
何も考えずに作業室から出たところをユンギさんとジョングクさんに見られた。

そりゃ、ただのマネージャーのアシスタント(しかもバイト)が作業室から出てきたら色々聞きたいこともあるだろう。

ただやり方が強引なんだよね、この人たち。

『なんでだと思います？』

JK「曲作れるんですか！？」

『さぁ。』

YG「…お前、アシスタントじゃないだろ。」

口へものを運びながらさも当然という顔でそう言うユンギさん。この感じだと、Xが楽曲提供してるのに気づいたのもユンギさんかな…。

『いいえ、アシスタントです。』

YG「へぇ、アシスタント。アシスタントが作業室に出入りしてんだ？おかしいだろ。」

『えぇ、極めて。』

JK「待って、待って！！もしかして女の人なんですか！」

『…それは今重要じゃなi、』

JK「重要！オッパか、ヒョンか！大きな違いです！」

ユンギさんとの温度差がすごいな…。

『少し黙ってください。ジョングギヒョン。』

JK「え！男なの！？」

『…どっちでもいいじゃないですか、ジョングギオッパ。』

JK「えぇー…、どっち、」