BigHitのつれないあの子、 (ページ18)

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僕らがよるご飯を取り寄せてヨンジュニヒョンたちのいる部屋に向かっているとき社内は騒がしかった。

なんでこんなに皆騒がしくしてるんだろうか。

HK「なんだかみんなバタバタしてます。」

SB「何かあったのかな…。」

皆のご飯が入った袋を両手に僕らはエレベーターに乗った。

そういえば今日はAさん来なかったな…。

HK「ヒョン、どうしたんですか？」

SB「え、なにが？」

HK「なんか不満そうな顔してたから。」

不満そうってㅎㅎ

SB「いや、今日はAさん見かけなかったなぁって思っただけだよ。」

HK「あー、そうですね…。ダンスの練習見に来てくださいって言ったけど…、来ませんでしたね。」

SB「きっと、忙しいんだよ。ここでアルバイトするなんてすごい体力使うと思うよ。」

音が鳴って開いた扉を抜けて静かな廊下をふたりで歩く。

HK「Aさんも今頃にご飯食べてるんですかね。」

SB「どうだろうㅎ 今日の僕らの夜ご飯は遅すぎるくらいだからもう食べ終わってるかもㅎ」

HK「今度一緒にご飯食べたいですね。何が好きなんだろう。意外に甘いものとか？」

そんなことを言うヒュニンが可愛くて僕は笑みを零した。

ヨンジュニヒョンたちがいるであろう部屋に入ったとき、髪を掻きながら焦っているようにも見えるヨンジュニヒョンが誰かと電話をしていた。

YJ「今日は、一度も僕らのところには来てません。」

ヨンジュニヒョンが"僕"というときは大体目上の人と話をしている。

HK「誰から？」

BG「マネヒョンからの電話なんだけど、どうも今は違う人っぽいよ。」

SB「違う人？」

KT「…Aさんがいなくなったとかなんとか、」

SB「え？」

いなくなったってなに。

HK「…帰ったとかじゃなくて？」

BG「さぁ。わかんないや。」

電話を終えたヨンジュニヒョンがこちらを向いた。

HK「Aさんがいなくなったって、」

YJ「パンPD、かなり焦ってたよ。」

BG「え、パンPDが探してるんですか！？」

YJ「…どうも、Aさんは特別な人らしい。事情があってここに来た人。そう言ってた。」

KT「…やっぱり練習生なんじゃないですか？」

ありえる。ありえるけど、だとしたら練習生なのになんでマネヒョンのアシスタントなんかしてるんだろう？