隣の部屋に引っ越してきた人が推しだった件について (ページ7)

今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:28,794 hit

第6話ページ7

夢主side

「明日も大学なので…ここら辺で帰りますね。お邪魔しました。」
海「そっか、じゃあね。是非また来てね」

ﾊﾞﾀﾝｯ

部屋に戻ってきた。
ふぅ、息を吐く
「連絡先、交換したんだよな…」
と、さっきのことを思い出す。

「これからどうなるんだろ」
なんて考えていたら時間が過ぎ、１日が終わった

－そして、その週の土曜日－

　ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
こんな休みの午前に誰だ、と思いながら玄関の扉を開ける。
　そこには見覚えのある顔が。
？「よっ」
「…どちら様でしょうか。」
扉を閉めながら言う。
？「え、ちょ、閉めないでよー」
「……休みの日にわざわざどうしたの

瑞生」

瑞生「酷いなぁ、姉さん」

「…で、どうしたの？」
瑞生「午後から事務所に行かなきゃでさ。事務所から近いって母さんに聞いて、来た。」
「そう。まぁ、時間あるならゆっくりしてけば。」
瑞生「じゃあ、ゆっくりしてくよ」
「どうぞ。」

「昼ごはんどうする？」
瑞生「んー、じゃあ久々に姉さんの手料理で」
「洋食でいい？」
瑞生「うん」

「はい、できたよ」
「うわー、やっぱ姉さんの料理ってなんでも美味しい。」
「そりゃどうも」

瑞生「…あ、もうそろそろだ。」
「じゃあ、またね」
瑞生「近いうちにまた来るよ。んじゃあね～」

ﾊﾞﾀﾝｯ

「ふあぁぁ。。。」
急に眠気が襲い、昼寝をすることにした。

ふと目が覚めた。
手元には冷たい感触。
「これって瑞生のスマホ…？」
届けなきゃ瑞生困るよな…。
「…届けるか…。」
外へ出る準備をして、家を出た。