隣の部屋に引っ越してきた人が推しだった件について (ページ25)

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第22話ページ25

買い物に一緒に行って数日経った。
今日は、大学に行く日。
でも、その後、サークルの研究とかあって結構時間経ったんだよね…

「(この間結構楽しかったなー)」

なんて思ってるけどもう夜。

　ﾋﾟﾛﾘﾝ～♪

電話の通知音がなった。

「(誰だろ…)」

かけてきたのは、海くん。

　ﾋﾟｯ

「はい、もしもし」

海『あ、もしもしAちゃん』

「うん、そうだけど…何かあったの？」

海『いや、今朝ニュースで宝石屋に強盗が入ったって見てさ。』

「へー…」

海『その犯人がまだ捕まってなくて、最後に犯人が目撃されたのが、Aちゃんの大学の近くらしいんだよ。』

「…え。」

海『だから……迎えに来たんだ』

「え？！ど、何処？！今行くから。」

海『大学の校門の前。』

「わかった」

わざわざ忠告だけでなく、迎えにまで来てくれるとは…

「(どう脳が回転したらそこまで気を配れるのだろう…)」

「…あ、海くん！！」

海「ｸｽｯじゃあ気をつけて一緒に帰ろっか♪」

「うん！…でもごめんね？仕事で疲れてるのに…」

海「んーん、大丈夫。それにごめんより、ありがとうが聞きたいな。」

「…！ありがとう、海くん！」ﾆｺｯ

海「ｯ///いや当たり前だよ//(さっきの笑顔は可愛いすぎる)」

「？(顔赤いけど…大丈夫かな…)」 ←無自覚…

でも海くんに言われなかったら、どうなっていただろう…

「(犯人に遭遇しないといいな～…あれ？フラグ建った？建てて遭遇するパターン？これ…)」

そんな私達の後ろで怪しい笑みを浮かべた刃が潜んでいることも知らず、

「今日はどんな仕事だったの？撮影？」

海「いや、今日は取材だったよ、雑誌の」

「お、じゃあその雑誌発売されたら買うよ！」

海「本当？嬉しいな～♪」

他愛もない会話を楽しんでいた。