【d！】白鬼さん【ht】

鬼が3人 ページ5

そして私には初恋の人がいる。





黒髪短髪の白マスクに赤いバツマークが付いてるお兄さん



神社ですれ違ったことがあったから
それから神社巡りをするようになったんだ












ま、他の神社ですれ違った事無いんだけど…。


でもでも、続けてたらもしかしたらが有るかもだよね！







「ロボロ、そろそろ行こ」

歯を磨いて髪を整えてソファに座っているロボロに声をかける。


「いや、A待っとったんやが…まぁええわ。んじゃ行こか」

着慣れた、見慣れた制服で家を出る。




「残り一年気張らなアカンな」


「そうやね…ま、私も高校卒業したらここ出るしね」

村とは言えないほど広い地域。

昔の名残で村と言っているだけで本当は町と言っていい

そんな私達の村は年々住む人が減っていっている。



私のように高校卒業したら都会に行く人が増えたからだ。


「ロボロは卒業したらどうするの？」



ロボロはふと足を止めた




「俺は…



























俺は、神社の神主さんから誘われてん

バイトからでもええからやらんかって


やから、神社で仕事やろうな」



そうなのか…















時は止まることなく進む


それはいつの時代もそう、






止まる時なんて無いんだ







ロボロがまともに将来を考えていたからか



私は少し取り残された気分になった。

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