俺たちの秘蜜

日記5日目-原因- ページ6

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JK「は、覚えてないってなにその冗談
全然面白くないんだけど



ねえ、俺らずっと一緒なんでしょ？」




同意を求めるように私を軽く揺さぶる






「家族っ…なんだから、ずっと、一緒に決まってるでしょ！？てか痛いし離してって」






家族そう言うと私の首をしめる力を強くした





JK「そうだよねぇ、家族だもんね？」




「グクッ、苦し…からっ」




苦しいって訴える私と対照的に楽しそうに笑う





「ね、グク、おねが…い、離して…」



JK「約束忘れちゃうようなヌナが悪いんでしょ？」






怖い……





私が可愛がっていた1人じゃ何もできない弟のグクはもういない






知らない間に






こんなにも男の子になっていたことそれをこんな状況で知るなんて思わなかった






「苦しって、言ってるでしょ？！
嫌い！離してッ、グクなんて、大っ嫌い！！」





嫌いなんて喧嘩すればいつだって言ってた





いつもならグクも笑いながら聞き流してむしろ嬉しそうにさえしてた気がする





なのに今日だけはその言葉に過剰に反応して目の色を変えた





JK「なんで嫌いなんて言えるの？
俺はこんなにもヌナが好きなのにっ！！」






好きなんて言われてこんなにも嬉しくないのはきっと今日だけじゃないだろうか





そして追い打ちをかけるようにグクはポツリと言葉を漏らした





JK「嘘つきなヌナに罰ね」




獲物を狙うような目つきで弟に狂気を感じた




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