俺たちの秘蜜

日記24日目 ページ25

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冗談めいた口調とは反対に


探るような真剣な瞳






JK「ふふっなんか言ってよ、俺バカだから期待しちゃうでしょーが」





真剣な顔から笑みを浮かべて空気を和ませてくれようとしてるんだと思う




なのに私はすごく動揺しちゃって




「……………ぁ、や」




上手く口が動かなくて漏れるのは小さな声



こんな動揺して好きですって
言ってるようなもんじゃん





JK「ヌナ…







キスしたい



ていうかする」





グクの手が頰に触れてくすぐったい







JK「俺のこと好きじゃないなら突き飛ばしてでも止めて



そしたらもうヌナに話しかけないから」





「そ、んなのずるい…」



JK「そうだね、でもズルくてもヌナの気持ちが手に入るなら＿＿＿＿＿＿.」





どうしたらいい？


どう行動することが正しいのか分かるなら教えて欲しい




受け入れるか突き放すか




私の気持ち通りに行動すればもちろん前者







だけど気持ちだけで行動できるほど私はもう子供じゃない



受け入れるなら今


逆に言えば突き放すのも今







考えても距離のカウントダウンは刻一刻と迫ってきている





私は、どうしたら＿＿＿＿＿＿









走馬灯のようにグクとの記憶が溢れ出して最後に見えたのは太陽みたいなグクの笑顔







時計の針がカチッと音を鳴らしたと同時に









＿＿＿＿＿＿チュッ



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