天使と不良

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｢A！A！A！｣





『もうだっちゃん。うるさい笑』









教室に入ると、だっちゃんに勢いよく詰め寄られた。









でも、1つ驚いたのは………








だっちゃんの顔や手に傷があること。









やっぱり昨日の『ホワイトタイガーの西島と日高』っていうのは……









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｢A！A！｣




『もうっ、どうしたの？笑』




｢Aってさ！彼氏いんのか？｣




『は？』









またそれ………









あーもう。








めんどくさい。









『いないよー笑』




｢ほんとか？｣




『ほんとだよ。私、だっちゃんに嘘つかないし笑』









これも嘘だけどね。









私って、嘘のかたまりなのかな。









嘘だらけの空っぽ人間。









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｢な、ならいいんだけどさ…。そ、それよりさ！！今日、いつもの倉庫に来ねー？｣




『え、倉庫に？』




｢おう。今日もみんなで集まろうと思ってさ！Aも来いよ！｣









えーっと、今日はたしか……









うん、真司郎からの呼び出しはなかったね。









でも、どうしようかな………









別に行かなくてもいいけど、昨日のこととか色々聞けるかも。








行こうかな。









『うん、いいよ！今日はなにもないし』




｢よっしゃ！じゃあ、学校終わったらみんなで行こーな！勝手に帰るなよー笑｣









笑って直也くんの元に走っていっただっちゃんを見て、気分が重くなる。









やっぱ断ればよかったかも……

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