この嘘がバレてしまう前に…。

Story1 ページ2

Aside

伊&安)「おっはよー！」

貴)「出た。バカップル。」

有)「アハハハ！言われてんぞ！」

何気ない一日。普段と変わらない。そんな事でさえ、キラキラして見えるのはあの時からだった。

ー あと1年が限界でしょう。 ー

その言葉が脳裏に浮かぶ。当たり前のはずの日常があと1年で消える。恋することもできず、女の子の憧れの高校生活。全てない。だから。

貴)「よろしくね？みんな！」

今を楽しまないと！あと1年を…。
私の最後の年が幕をあける。

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