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ep54 「ヒョロ(ヒョロなクソ)ガキ」 ページ12

『で、何の話ですか』


別に恐れるわけでも、強がるわけでもなく、普通にそう聞いた。


「フン、可愛くねぇガキだ。顔も真っ白じゃねぇか」


『可愛くなくて結構です。話の内容はなんでしょうか』


「ああ、そうだね。君は調査兵団に入るつもりだろう?」


『まあ、はい。そうですが』


「君には「テメェには俺の班に入ってもらう」……リヴァイ……」


何か台詞が被っていた気がするが、気のせいだ。


『……俺の班、とは一体』


「調査兵団特別作戦班。通称“リヴァイ班”に入ってもらう。」


『……リヴァイ班………もしかして、エレンの事で……』


「ああ、勘が鋭いね。その通りさ。」


「アイツが暴走したとき、俺達が止めることになる」


止める……エレンの巨人の力は未知数。簡単に止めることは出来ない。


最悪、殺すことになるだろう。


『……何故、俺がリヴァイ班に?』


「君は104期訓練兵団首席だからね、実力も相当だと聞いている。……それに」


『?……それに?』


「………いや、何でもない。」


「……………」


『………?』


団長の顔が、少し悲しそうな感じだった。


俺には何故なのか全く分からなかった。


「……体力が回復次第リヴァイ班として行動してもらうことになる。

 ギルア。よろしく頼んだよ。」


『……はい、精一杯頑張らせていただきます』


「フン、くたばるんじゃねぇぞ、ヒョロガキが」


『…………………はい』


こんな事思ってはいけないんだろうが……


ヒョロガキに、少し悪意を感じた気がした。









.









.









.









「おいエルヴィン」


「どうしたリヴァイ」


部屋に出た後、2人は“とある人物”について話していた。


「てめぇ、あの時……思い出してただろ」


「……はは、そうさ。……だが、彼___ギルアを見ていると思い出すんだ」


「当然だろうが、性格は違えどアイツらは______」


「そうだな…………彼は、元気にしているだろうか」


「……………さあな……だがなエルヴィン、忘れんなよ」


「分かっている。……彼は____________」

ep55 「旧調査兵団本部」→←ep53 「お話をしに来ただけ」



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ゆうぺぺ - とても面白いし好きです!夢主の設定すごく好きですッッ!体調に気おつけながら更新頑張ってくださいッッッッ!! (2020年12月10日 20時) (レス) id: cad7fa7d96 (このIDを非表示/違反報告)
mikё(プロフ) - 名前をトリガーにしていたらep50が面白いことになりました (2019年7月7日 16時) (レス) id: 325129a848 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 地味に続いてる感じ? (2018年12月9日 21時) (レス) id: 21ac21fda6 (このIDを非表示/違反報告)
すま(プロフ) - コロンさん» 返事が遅くなりました、コメントありがとうございます!不定期更新ですが温かい目で見て頂ければ幸いです。 (2017年10月14日 22時) (レス) id: 9f09c1f5da (このIDを非表示/違反報告)
コロン - 面白いです。更新頑張ってください。 (2017年9月13日 0時) (レス) id: ce8d4fe5fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すま | 作成日時:2017年5月28日 20時

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