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ちょっぴり昔の話 ページ14
ずっと可愛がられてきた
········自分で言うのはどうかと思うけど
可愛いし？
親のコネもある
だから贔屓目で見られてきた
それがすごく嫌だった
小さい頃に焦凍に出会ってたから
自分がどれだけ恵まれてるかも分かってるつもり。
親からの愛情も環境もすべて
それでも色眼鏡で見られる
だからこそ
出久と勝己が大好きだった
特に勝己はよく私を守ってくれていた
頼まなくても
私の心を読んで、いつだって
うれしかった。
けど
辛かったんだ。
その度にどれだけ自分の本当の姿を見られてないか実感してしまうから。
だから、私は逃げた。
アメリカに
それでも、私は
"ヒーローになれなかった"
今度は逃げないんだ
強くなるんだ
もっと
もっと
もっっっと
二度と後悔しないように。
続く (更新停止中)
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作者名：ごまぷりん | 作成日時：2019年9月2日 16時
