MIXER!!4

棘のある波のよう_you ページ19

春が過ぎ、頬を撫でる風に夏を感じる、


日本の生活にはまだまだ慣れない。



日本語には少し慣れたかな笑笑




『《…Aさんにお客様からお電話です。お繋ぎしますね。》』




「《は、はい！お願いします！》」



電話は苦手でめったに出ないし、私にお客さんとは珍しいので緊張する。




「ヨボっ…あ、《もしもし？えー、お電話代わりました。Aです。》」



立花さんが電話の最初の対応を書いてくれたメモは汚れてもいいようにラミネートをかけるほど大切にしている。



私はこれがなければ死ぬ。…本気だから！！




『ヨボセヨ？A？？』



「えっ？あー、えっとー…」




『俺です。イ･ミニョンです。』




「あ！マネさん！！」




イ･ミニョンさん。そう、彼こそSEVENTEENのマネージャーさんなのです。




マネージャーさんからの電話なんて



はじめてですごく嬉しかったけど…



なんだか元気がなさそうで。






『…急で悪いんだが、明日の便で韓国に来て欲しい。掛橋さんには承諾済みだから。また詳しくはあってから話すね。また連絡して？じゃ。』ﾌﾟﾂｯ






「え！？あ、ちょっと！！！！」









ﾂｰｯ,ﾂｰｯ









なんとも言えない胸騒ぎに襲われ






私は韓国へと渡った。

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