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JYUNKI side


俺の言葉の意味なんてわからなくていい。


そう思っても、口から素直にポロポロ零れる


河「…だけど、困らせるのわかってたし、俺は奨くんのこと、頑張って欲しいから。」



河「ただ、これだけは、Aちゃんの心が疲れちゃった時に、休憩所になるってことは伝えたかった」



ただこれだけ伝えたかった。




勇気を出すあなたの背中を押してあげられたら




そう思って、これだけ言いたかっただけなのに




困った顔で、笑わせてしまってごめんね。




どうしたのと声をかければ、



純喜に会えてよかったと、


勇気をありがとう、ごめんね


と、泣きながら笑う。






そんな優しくて愛しい言葉、奨くんに使いたかったはずなのに、俺なんかに言ってくれてありがとう。


俺なんかに言ってくれてごめんね。



この先、Aちゃんが報われると


そう信じていた願いが覆されるとは思ってなかった







ーーーーーーーーー


you side



「…」



河「あ!Aちゃんおはよう!」




安「下駄箱で…あ、まさか今日…」



「そうなの…ちょっと緊張しちゃって笑」



河「はぁぁ奨くん羨ましいなぁァ」



安「えっ、知ってたの??」



「この前話したの」



河「まぁね、俺振られたし。」



安「えっ?!」



「純喜は、うちなんかには勿体なすぎるって」




優「…え?ちょ、みんなどうしたのこんな所で」




ガコンッ




「あぁびっくりした!笑 ホンマに今心臓飛び出るかと思った笑笑笑笑笑笑 …おはよ優」


優「おはよ笑 何?3人して下駄箱で」




河「今日、3人でご飯でもって話してたんす」




安「そっそう!優先輩もどうですか?」





優「残念ながら先約。また誘って!」




キーンコーンカーンコーン



「あ、チャイム!じゃ、また連絡する!」




河「迎えいきます!」



安「また後で!」




「…じゃ、行こっか!、」




優「…あっ、ごめーん!私下駄箱の上に体操靴置いてたんだ…取ってくる!」




「待ってようか?」




優「チャイムなってるし、私先生のところ行かなきゃなの。これ出しに笑」





そう見せられたのは昨日締めの書類





「そっか!じゃあ先行ってる」





手紙は奨くんの所にちゃんと入ってた。






放課後、クラスにいて欲しいと




名前は書いてないけど。






今日伝えられたら。

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作者名:かきのたね。 | 作成日時:2020年4月5日 1時

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