凛と、また、凛々と【S×Ｎ】 3 (ページ19)

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なんの用だろう。

二宮に呼ばれた。

次の週末、駅前のレストランで待っていると。

マジで。

なんの用だろう。

「おい、相葉。」

「ん？あぁ、マル。」

「さっき二宮になんや話しかけられとった？」

「あー…ちょっとね。」

「…ふーん。」

やっぱり深くは聞いてこないマル。

自分のデスクに戻っていくマルを目で見送り、
始末書を片付けた。

「(はー……)」

二宮の話が気になるのと同時に、なんか憂鬱だ。

まともに会話を交わしたこともないし、関わりもない。

なのに、なんで、俺？

なんとなく…怖いような気もした。

「どーもぉ。報告でーす。」

うぇい、来たぜ二宮。

「あ。今日はかちょーさんいるんですね。」

二宮の言葉に、何人かの刑事が課長の方を見やった。

二宮が櫻井さんに缶コーヒーを渡すようになってから、課長が報告の時にいるのは初めてだと思う。

「いっつもかちょーさんいないからさぁ。」

「あ、あぁ…悪いな。チェックするよ。」

課長がなぜか、二宮にビビってる感じがするのが気になるけど……

こういう場合の櫻井さんとの絡みはどうなるのか。

やっぱり俺らが、特に松本とかが気になるのはこっちだ。