気まぐれな君【飯田リンタロウ】

かわいい ページ15

教室でリンタロウ君とケンカ中。
ケンカというか遊びというか。




｢絶対Aちゃんの方が可愛いよ♪｣

『なわけ！！可愛い舐めんなよごらぁ！
可愛いのはリンタロウ君だから！！』

｢違うよ♪｣

『違くない！！』

｢違うってば〜♪｣




そこにユキナリ君が入ってきた。




｢…え、何してるの？｣

『ちょうどいい所に来たねユキちゃん！！』

｢今、僕とAちゃんなら、
どっちが可愛いかなって話してたんだ〜♪｣

『絶対リンタロウ君だよね！？ね？』

｢100％Aちゃんだよね♪｣

『｢どう思う？｣』

｢…えっと、
どっちも同じくらい可愛いんじゃないかな｣




ユキナリ君は困ったように笑いながら答えた。




｢この返答は100点だね♪さすがユキナリ君♪｣

『むしろユキちゃんの方が可愛いのではレベル』

｢あはは…ありがとう…？｣

『でも可愛いのは
リンタロウ君だけで十分なのでお引き取り下さい』

｢え？理不尽じゃない…！？｣

｢ユキナリ君またね〜♪｣




2人でユキちゃんを閉め出す。

…いや可哀想すぎだろ




◆◆◆



『だ☆か☆ら！！
さっきからこしあんって言ってるじゃん！』

｢えー、なんで？つぶあんの方が美味しくない？｣

『何言ってるの？
サトルさんに舌調べてもらったら？』

｢嫌だよあんなやぶ医者！！｣

『やめなさい

…まぁ最終的にはさ』

｢どっちも美味しいよね♪｣

『そだね』




【なんか知らない内に和解できた】

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