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選抜から数日後、隊服が私とカナヲに届き、
日輪刀が来る時間帯になった。

鋼「鋼塚蛍というものだ、栗花落A殿の
クナイ刀を打ち、持参した。」

○「同じく、栗花落カナヲ殿の刀を打ち持参しました、○と申します。」

カ「ありがとう…。」

『ありがとうございます、中で説明をお聞きしますので。』

鋼「あぁ。」

ーAの部屋ー

『どうぞ、お茶と茶菓子です。』

○「感謝いたします、カナヲ殿、A殿。」

鋼「それでは説明をさせて頂こう。」

『はい、お願いします。』

その時すでに、カナヲは説明を受け始めていた。
日輪刀が何なのかの説明を受けた後、私のクナイ刀の説明になった。

鋼「さぁ、コレがお前のクナイ刀だ。
持ち手が他より長いものが、主に戦闘に用いれるものだ。で、持ち手がコレより短いものが、
投げたり鬼に刺したりするクナイだ。

持ち手が長いものは、二本用意してある。
持ち手が短いものは、40程用意した。
っと、クナイを触ってみろ、色が変わる。」

『分かりました。』スッ

鋼「ほぅ、見たことのない色だ…薄青色と薄水色の
グラデーション、加えて透明感がある。

…見たことがない、綺麗な色だ。」

『ありがとうございます、蛍さん!』

鋼「あぁ、大切に使ってくれな。だが、刃こぼれしたらすぐに持ってこい、直してやるから。」

『はい、ありがとうございます!
このクナイ刀、とても持ち易い上に軽く作られていて、体が小さい私でも振れます!
貴方はとても腕の良い刀鍛冶なんですね!』

鋼「…!ありがとうな。あとは、これだ。
クナイで頸を斬れない鬼がいたら、こっちを使え。
持ち運び易いように短刀にしておいた。

こっちも、刃こぼれしたらすぐ持って来い。」

『ありがとうございます、蛍さん!』

鋼「そういえば、何でお前は俺を指名したんだ?」

『私は、選抜の帰りに案内人の子達に引き止められて、 “ 貴方は日輪刀ではなくクナイ刀なので、
誰に打ってもらうか、この中から指名してください、その人に依頼しておくので ” って言われて、
良いクナイ刀を打ってくれそうだと思ったので、
蛍さんを指名したんですよ。』

鋼「そうか、ありがとう。後、俺のことは
呼び捨てでいい、敬語も外せ。」

『わかった、これからよろしくね、蛍。』

鋼「あぁ。」


クナイ刀を打ってくれた蛍と友達になって、
一日が始まった。

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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (2022年10月25日 17時) (レス) @page9 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんだまる | 作成日時:2020年5月29日 20時

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