夢を元にした日本人がホグワーツで愉快に過ごす話～賢者の石篇～ (ページ3)

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いろいろと揃えようページ3

長い旅の末、飛行機は無事、イギリスへ到着。
1日目、安い宿で時差ボケ対応に一休み。
2日目、手紙に同封の地図を元に、ダイアゴン横丁へゴー。

「えっと、この杖で、こう叩けば良いのか」

同封の杖(すごく古いからたぶん誰かのお古)で、同封の説明文とイラストに従い、レンガを叩く。
同封物が多い？そこは気にしてはいけない。

どうにか正しく叩けたのか、Aはちゃんとダイアゴン横丁に入れた。

翻訳イヤリングのおかげで滞りなく買い物を終え、最後にフクロウを買った。漆黒の羽に赤い目を持つ、異色のイケメンフクロウ(当社比)である。
何と、赤目のせいで、買い手がいないと言うのだ。

当然買った。こんなイケフクロウ逃してたまるか、が彼女の正直な心だった。

「お前の名前はアルトにしよう。よろしくな？」

音楽と天文が好きなAらしい名前が付けられ、全ての買い物が、恙無く終了した。

宿に帰る道を歩きながらふと周りを見れば、チラホラとホグワーツ新入生っぽい子供たちと大人が見受けられる。

「へ～…結構いっぱい同級生がいるのか………」

彼女は勝手に何かに納得した後、アルトを連れて、意気揚々と帰宅した。

まさかダイアゴン横丁に入った際、自分がさり気なく時空を超えていたとは、思いもよらず。
入学まで、残り1週間。