この部屋を出たら…。 ページ16
「……大丈夫…じゃなぃ…。」
ドンへが自然にわたしの首元に腕を滑り込ませて、
わたしを包み込む…。
DH「＾＾(笑)オレも…大丈夫じゃない…(笑)」
「…脚…に力が……」
DH「…ごめん…＾＾(笑)」
「………」
返事をしなかったら半開きの無防備な唇を
奪われ、下唇を吸い上げられた。
「んん゛ー！！」
ドンへの頭を押し返す。
DH「＾＾(笑)」
結構な脱力感を感じながら、
身体中に感じるドンへの体温で今すぐに
でも眠れそう…。
うっとりぼんやりしているわたしの
額、鼻、瞼…に1人楽しそうに口付ける。
「やめて」って抵抗する体力も気力も抜けてる
わたしはいつの間にか眠ってた…。
額にくすぐったいのを感じて重たい瞼を開ける…。
「………」
すぐ…愛おしそうにわたしを見てるドンへが
映る…。
DH「…起きれる…？」
申し訳なさそうに、掠れた声でわたしに聞いた。
「………」
DH「………」
は…。
そっか…。
「…ごめん…。シャワー浴びてもいい…？？」
って聞いたら、
DH「…＾＾」
優しい顔で頷いた。
時間は真夜中の2時…。
ドンへをベッドに残し、
気怠い身体でバスルーム…。
ぼんやりした頭と身体でシャワーを浴びて、
そのまま髪を乾かしてたら、
もうシャツを着た鏡にドンへが映った。
「もう行く？(汗)」
振り向かないで鏡越しに聞いた。
DH「…大丈夫＾＾」
いつの間にかわたしの背中にぴったり
くっついて、わたしの腰に腕を回した…。
「＾＾(笑)熱いよ？(笑)」
構わず髪を乾かし続けるから、ドライヤーの
熱風がドンへにかかる…。
DH「＾＾(笑)」
「終わった＾＾」
ドンへの腕の中でくるっと振り向いた。
DH「…ごめん……」
突然悲しい顔になって、わたしの首元に
顔を埋めて言った…。
「………」
それは…何のごめんだろう…。
こんな関係になったこと…？
余韻に浸る間も無くこの部屋を出ること…？
「…行こ…＾＾」
それがわからなくてドンへの腕からするりと
逃げた。
部屋を出る前、
ドアの前で始まりみたいなキス…。
このドアを開けて部屋を出たら…
わたしたちはどうなるんだろう…。
ドンへは…今何を思ってるんだろう…。
家へ送ってもらうまでの間はずーっと無言…。
真夜中の3時前…。
DH「…また…連絡する……」
って家の前でわたしの髪を優しく撫でる
ドンへが言った。
「……＾＾」
うん。とも、ううん。とも言えず、
何故かドンへからのキスを避けて車を降りた…。
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ちぃ〜(プロフ) - お疲れ様でした。素敵作品ありがとうございます。只今号泣中です。そーなりますよね？お別れだって分かってました。きっとたぶん…でもどこで期待してました。そんなどんへもありなんじゃないか？って。でもこれが正解ですよね。本当大好きな作品でした。 (2015年12月31日 1時) (
レス) id: 4f3e1bdd17 (このIDを非表示/違反報告)
ayaxxx(プロフ) - 行き着くところはお別れなんですね… 切なすぎます。。。 (2015年12月31日 0時) (レス) id: bd161c5e6f (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - やっぱり最後はお別れなんですね…。そうだろうとは思ってたけど心のどこかで、もしかしたら…!って…。最初から最後まですごくすごく切なくて読むたびに泣いてました。また読みたいです^^ (2015年12月30日 23時) (レス) id: 5251c9ec78 (このIDを非表示/違反報告)
ひょっくん(プロフ) - はぁぁぁ…。切ない切ない、身が張り裂けそうな決断。でもでもきっとこれが正解なんだって言い聞かせて…。私ってばなんていい女(T^T) 来年も梨子ペンは更新楽しみまってるよ♪良いお正月を過ごしてね^^* (2015年12月30日 22時) (レス) id: 7a87b674e7 (このIDを非表示/違反報告)
あゆいな(プロフ) - え…(泣)梨子ちゃん…切なすぎる。 (2015年12月30日 21時) (レス) id: f044a5867f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨子
| 作成日時：2015年8月30日 19時
