lonely lonely...＊Donghae＊

ずーっと雨なら。 ページ29

結局ドンへは不機嫌なまま…。

話し掛けても冷たい返事のまま…。

部屋に戻った時にはもう降参だと思った…。

ドアを開けて、先に部屋の中へと急ぐドンへの
背中を追い掛けて抱き締めた…。

DH「………」

ドンへの腰に回した手…。

「………」

その手に手を重ねることもしないし、
振り向きもしない…。

「…ごめん。」

DH「………」

「……ドンへー…」

絶対泣かないようにしてた。

ドンへの前では…。

寂しさが募っても、
恋しさが溢れても…。

泣いたら…もう二度と、会えなくなる
気がして…。

泣きそうになる瞬間の3分の2くらいは、
いつも我慢してた…。

それなのに、今…。

最後だから気が緩んだのか、
溢れる涙を我慢出来ずに止められない…。

「っ(泣)」

この背中も……もう最後…(泣)。

ドンへの背中に額を当てて、
ぽろぽろと涙が落ちる…。

「…(泣)」

ドンへがゆっくりわたしの方に向いて、
優しく優しく…だけど力いっぱいわたしを
抱き締めた…。

「…っ(泣)」

子供みたいに泣くわたし。

DH「A…」

「…っ(泣)」

DH「ごめん…」

って、耳元のドンへの声が震えてた…。

「っ(泣)」

ううんって、首を横に振るだけ…(泣)。

泣き過ぎて息もまともに出来ないわたしを、
「大丈夫？」って心配そうな顔で聞く…。

「だっ、だいじょ、ぶっ…(泣)」

ソファに座る、わたしとドンへ。

ドンへの膝の間に座るわたし。

DH「ごめん……。」

「うんん…ごめん。」

慌てて涙を拭くわたしを、
ドンへが突然抱き締めた…。

「……(泣)」

泣き止もうとしてるし、
必死で我慢しようとしてるのに、
全然出来ない…(泣)

DH「…ふっ…(笑)」

「…？？(泣)」

ドンへが小さく笑ったから、
思わずドンへの顔を見た。

DH「＾＾(笑)」

わたしの涙を指で拭いながら

DH「…昔も…よくあったなー…と思って＾＾(笑)」

「…なにが？？」

DH「ん？＾＾(笑)Aがこうやって
泣くこと…＾＾」

「………」

会いたくて泣いて、
会えたら泣いて…。

ケンカして泣いて、
仲直りして泣いて…。

DH「……＾＾」

とんでもない優しい顔で
わたしを優しく撫でるドンへの顔を見たら、
また…涙が込み上げた…(泣)

ドンへの首筋に顔を埋めて泣く…。

「明日…大雨だったらいいのに…(泣)」

DH「…なんで…？」

「…ドンへも…帰れなくなればいい…(泣)」

DH「……ぅん…＾＾」

ずーっと、ずーっと帰れくていいのに…(泣)

今なら…。→←自由と孤独。

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