明け方…。 ページ25
「………」
DH「……^^」
目を開けたら、すぐ…ドンへと目が合った…。
「………」
DH「…ぉはよ…^^」
ちょっとだけ身体を動かしたら、
すぐに異変に気が付く…。
昨日、きっと何も着ないで眠ってしまったで
あろうわたしはバスローブを着てた。
「…なんで…着てるの…?」
「おはよう」も言わないで、それ。
DH「…(笑)オレが着せたから…^^」
「………」
そんな記憶何にもない…。
DH「もう何しても起きなかった(笑)」
「……当たり前じゃん。」
DH「なんで〜(笑)」
ってわたしを軽く揺すりながら言う。
「なんでじゃないょ…ほんとに…。」
DH「(笑)」
「…死ぬかと思った…」
DH「…ごめん…(笑)」
って言って額に触れるドンへの唇。
「…今…何時…?」
DH「5時半…」
「…思ったより寝てない…」
DH「まだ…もう一回寝ていいよ…^^」
言われなくてもそうするけど…。
「…ドンへ寝てないの…?」
DH「…^^」
「元気だね…。」
あの後、眠らずにいられるなんて…。
DH「…Aの寝顔見てたら…寝るタイミングが
わからなかった…(笑)」
「………」
DH「^^(笑)」
ふと、窓を見たらどんよりしたグレー…。
「雨…?」
DH「…ぅん^^」
「いつから…?」
DH「んー…ちょっと前…」
「ぇー…」
DH「なんで?(笑)」
「せっかく来たのに雨って…」
DH「ぅん…^^」
少し空いてるわたしとドンへの隙間を埋めたくて
ドンへに擦り寄る…。
それを自然に受け止めて、隙間を埋めてくれた…。
昨日の素肌と素肌の時間が長すぎて
バスローブ越しの温もりに何だか少し残念さを
感じるのは、このホテルに着てたった数時間で
こんなにも贅沢になった証…。
「てゆーか…ドンへもちゃんと寝て。」
DH「……」
返事が無い。
「眠くないの…?」
ドンへの顔を見上げる…。
DH「…眠いけど…勿体無い…」
悲しそうな声と表情で答えた。
「………」
気怠く重たい身体を起こして、
戸惑うドンへの頭をグッと自分の胸元に
引き寄せた。
「…ちゃんと寝て…」
柔らかい髪を優しく撫でる。
DH「(笑)」
胸の中でドンへが笑ってるのがわかる。
「どうせ今日の夜もするんでしょ…」
DH「…(笑)」
「…ちゃんと起こしてあげるから大丈夫。」
今度はわたしが、息子を諭すオンマみたい…。
しばらくしたら、寝息が聞こえて、
それが堪らなく心地よくてわたしもつられて
また眠ってた…。
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
965人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちぃ〜(プロフ) - お疲れ様でした。素敵作品ありがとうございます。只今号泣中です。そーなりますよね?お別れだって分かってました。きっとたぶん…でもどこで期待してました。そんなどんへもありなんじゃないか?って。でもこれが正解ですよね。本当大好きな作品でした。 (2015年12月31日 1時) (レス) id: 4f3e1bdd17 (このIDを非表示/違反報告)
ayaxxx(プロフ) - 行き着くところはお別れなんですね… 切なすぎます。。。 (2015年12月31日 0時) (レス) id: bd161c5e6f (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - やっぱり最後はお別れなんですね…。そうだろうとは思ってたけど心のどこかで、もしかしたら…!って…。最初から最後まですごくすごく切なくて読むたびに泣いてました。また読みたいです^^ (2015年12月30日 23時) (レス) id: 5251c9ec78 (このIDを非表示/違反報告)
ひょっくん(プロフ) - はぁぁぁ…。切ない切ない、身が張り裂けそうな決断。でもでもきっとこれが正解なんだって言い聞かせて…。私ってばなんていい女(T^T) 来年も梨子ペンは更新楽しみまってるよ♪良いお正月を過ごしてね^^* (2015年12月30日 22時) (レス) id: 7a87b674e7 (このIDを非表示/違反報告)
あゆいな(プロフ) - え…(泣)梨子ちゃん…切なすぎる。 (2015年12月30日 21時) (レス) id: f044a5867f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梨子 | 作成日時:2015年8月30日 19時