いちわっ！ ページ3
Aside
「さかたーん。行ってくるね〜」
坂田「えっ、今日Aなんか予定あったっけ？」
「予定というより仕事だよ〜」
坂田「えーーー！今日はAとお家でイチャイチャしようと思ったのにぃ……」
と、駄々をこねるさかたんに、
「私はそんなのに付き合ってらんないの！行ってくるね〜！」
と、外に出ようとしたら、
私の腕をｶﾞｼｯと捕まれ、何度か離そうとしたけど、男の人の力には、勝てなかった。
「さかたん…仕事遅れちゃうから離して…？」
と言うと、さかたんは、
坂田「Aが仕事から、帰って来たら、俺のわがままをたくさん聞いてくれたら、仕事行かせてあげる！」
と、何かをたくらんでいるのか、少し、ニヤニヤしている。
私は、仕事に遅れそうになっていたので、
「はいはい、分かりましたよ〜」
と言い、家を後にした。
それから、仕事中一時間おきに、LINEが来ていた。
さかたん
»»A〜もうすぐで帰ってくる〜？
さかたん
»»A〜なんで返事してくれへんの？
という、メッセージが来ていたが、もちろん仕事中なので既読スルー。
仕事が終わり、さかたん怒ってるだろうなー。と思い、早めに帰って来ようと少しいつもより、早めに帰ってきた。
ドアを開け、リビングにいったら、
少し、ﾑｽｯとした顔をしたさかたんが
いた。
坂田「A…何で…何回か、LINE送ったのに既読スルーなん？」
と、少し悲しげに、私を見ていた。
「ごめんね…でも…今日は仕事で忙しくて……次は出来るだけ返信出来るようにするね…」
と、謝ったら、さかたんは優しいので、あっさり許してくれた。すると、さかたんは、
坂田「それよりぃ！今日俺が言った約束守ってもらうからね！」
と、訳がわからない事を言い出すので、私は、
「えっ？なにそれ、聞いてないんだけど。」
坂田「えー！覚えてないん！？今日の朝言ったやん！俺のわがままをたくさん聞いてくれるなら仕事行ってもええ！って」
あっ、思い出した…仕事遅れる！と思ってはいはいって言っちゃってたんだったー！！しょうがない。約束は約束だし、聞いてあげるか…
「わがままってなんですか〜？」
坂田「え〜？じゃあ…どうしよっかなぁ〜」
それから、たくさんのさかたんのわがままを聞くはめになった。
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