第43話 大看板娘と脱獄料理番。 ページ47
A視点
メリ「到着ぅ〜〜っ！！」
ホー「到着早々、一つ聞いてもいいかね？」
メリ「どーぞどーぞ」
ホー「こんな寂れた集落のどーこが『死者の都』なんだ！？」
僕たちがついた場所はホークの言う通り、家も数件しか建っておらず、廃屋しかないんじゃね？と思えるくらいに寂れた集落。
メリ「この集落がいっちゃん『死者の都』に近いって噂なんだよ」
ホークママがいつも通り地面に潜り、僕たちは店の前に集まる。
メリ「まずは、キングと『死者の都』に関する情報集めだ！！噂だと死者の都に一番近いのがここらしい」
ホー「それと当面のメシ代を稼がねーとな」
メリ「早速開店準備だ」
バン「マジで団ちょが店ちょやってるよ〜♪」
ディ「働く団長もス・テ・キ♡」
メリ「お前らも働くんだぞ？」
メリ「呼び込みは任せたぞ、大看板娘！！」
ディ「ボク！？」
ディアンヌは目を輝かせて喜んでいる。
メリ「うまい飯を頼んだぞ、脱獄料理番！！」
バン「俺が？」
A「え？バンの料理って美味しいの？」
メリ「ああ。オレと比べもんにならねえほど」
A「団長は特別だよ、いろんな意味で」
メリ「今何気に酷いこと言ったよな」
バン「おいおい、Aは？Aは何してんだよ？」
A「僕はね、ウェイター」
ディ「へー！Aはウェイターしてるんだ！」
パンパン！
団長が手を叩いて言う。
メリ「さぁっ、仕事だ！！じゃんじゃん働こう！！」
僕は荒れた道を歩く。
A「…」
お店をすっぽかしてきちゃったけど、王女さんはもう働くようだし、僕がいなくても大丈夫でしょ。
A「…それにしても、」
まったく人がいない。いないというか、気配すらない。
A「こんな集落じゃ、情報もお客さんもこないよ…」
バン「大体、こんなシケた村でなんの情報が集まるってんだ〜？」
A「あ、バン」
バン「お？A」
A「早速逃げ出してきたんだ」
バン「Aも同じだろ♪しかしまぁ、見事な荒れ具合だな…」
A「ほんと…」
バン「…」
A「…？バ、」
バンが一人の少女を見つけて固まっている。
バン「エレ…」
少女「…え？」
少女は振り返ったが、どうやら人違いだったよう。
バン「…あ。いや…悪ィ」
バン「…なわけねぇか〜♪」
A「…バン？」
ドサッ
バン・A「「！」」
僕たちの目の前でさっきの少女が倒れた。
第44話 キングが十年前より痩せて登場した。→←第42話 キング。
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東雲(プロフ) - ぴーこさん» 今更ですが気がつきました。ご指摘、ありがとうございます！ (2017年8月28日 18時) (
レス) id: 1587a2b43a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ(プロフ) - えっと……失礼ですが第6話のエリザベスちゃんの言葉がてっきりでは無く、てっいり、になっています。すいません……。。 (2017年8月28日 12時) (レス) id: 8666d4fbce (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - あいさん» 続きを楽しみにしていてください！頑張って更新していきますので！ (2016年9月22日 11時) (レス) id: e5b05e2df6 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2016年9月22日 10時) (レス) id: c503bd2bf1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - 蛇華神 八岐大蛇さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年9月20日 21時) (レス) id: 1587a2b43a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲 | 作成日時：2016年9月19日 0時
