第11話 エリザベス王女。 ページ13
ツイ「お前たち何を勝手に生きておる！！？儂の死亡決定を変更するでないわ！！」
メリ「勝手に決定すんな」
僕は向こうに聞こえない声の大きさで、僕の腕の中にいる女の子に声をかけた。
A「大丈夫…？」
？「う……ん…」
A「起きてる…ね」
ツイ「まぁよい……して、どちらが七つの大罪とおぼしき人物なんじゃ？どちらとも、手配書とは似とらんようじゃが…？」
A「団長…！起きてるよ」
メリ「よし、じゃあ俺が合図したら森に向かって走れ！いいな？」
？「え、はい！」
僕は腕から女の子をおろした。
その時、彼女の耳飾りが光った。
A《綺麗な耳飾りだな…》
ツイ「！！」
ツイ「これは儂も運がいい…！！その耳飾りの紋章は王家のものだ。つまり御身はーーー」
ツイ「決定！！エリザベス王女！！」
エリ「！」
メリ「エリザベス…王女？」
エリ「……」
ホー「エリザベス王女っつったら、王国の王女様じゃねーか！？」
A「へー、王女様なんだ」
ツイ「御身には王国から捜索指令が出ておりましてな。逃げよう、などとは思わんことですぞ？生きたまま捕らえよとの命ではありますがーー……事故死ならば致し方ないでしょうなぁ？」
メリ「いくぞ！！」
ダッ！！
僕たちは走りだす。エリザベス王女には聞きたいことがたくさんあるが、取り敢えずいまは逃げるのが先だ。
エリ「私はまだ捕まるわけには……諦めるわけにはいきません！！」
ツイ「おぉ…」
ドドドド！！！！
何か音が聞こえると思ったら、後ろからあのオッサンが放った攻撃がすぐそこまで迫っていた。
ツイ「決定ーーーーっ！！事故死っ！！！！」
ドドドド……！！
ザァッ！！
さっきまであった木はほとんどがさっきの攻撃で切られたようだった。
バキバキッ
ツイ「さて、細かい死因報告はどうしたもんかの…」
ツイ「倒木による圧死か…？かまいたちによる失血死か…？」
ガラガラ…
A「大丈夫？」
エリ「…！」
僕は攻撃が当たる寸前にエリザベス王女を引っ張って、ついでに落ちてくる木に当たらないようにエリザベス王女の上に乗っかっていた。あれだよ、あれ、床ドン？っていうやつ。
メリ「ホークも無事…みたいだな」
ホークの背中には木の枝が刺さっていた。わぁ、血がでてるよ。痛そ…
ホー「この豚串状態が無事だと…？うわぁーん！おっ母ー！！」
メリ・A「「あ！」」
どっか行っちゃった…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 397人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
東雲(プロフ) - ぴーこさん» 今更ですが気がつきました。ご指摘、ありがとうございます！ (2017年8月28日 18時) (
レス) id: 1587a2b43a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ(プロフ) - えっと……失礼ですが第6話のエリザベスちゃんの言葉がてっきりでは無く、てっいり、になっています。すいません……。。 (2017年8月28日 12時) (レス) id: 8666d4fbce (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - あいさん» 続きを楽しみにしていてください！頑張って更新していきますので！ (2016年9月22日 11時) (レス) id: e5b05e2df6 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2016年9月22日 10時) (レス) id: c503bd2bf1 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - 蛇華神 八岐大蛇さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年9月20日 21時) (レス) id: 1587a2b43a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：東雲 | 作成日時：2016年9月19日 0時
