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炎柱2 ページ23

「うおおおお!!すげぇすげぇ速ぇええ!!」

列車が動き出すと窓から身を乗り出す馬鹿猪。

「危ない馬鹿この!」

『伊之助危ないって!』

俺と千代ちゃんが止めるにも関わらず、伊之助はどんどん外に身を乗り出す。

「俺外に出て走るから!!どっちが速いか競争する!!」

『いやいやいや…』

「馬鹿にも程があるだろ!!」

無理やり伊之助を車内に引っ張ると
後ろからとんでもない言葉が聞こえてきた。

「危険だぞ!いつ鬼が出てくるかわからないんだ!」

「え?嘘でしょ、鬼出るんですかこの汽車」

「出る!」

「出んのかい嫌ァーーッ!!鬼の所に移動してるんじゃなくここに出るの嫌ァーーーッ」

『私、善逸のその…柱に対しても全力で突っ込み入れていくところ尊敬するわ』

「千代ちゃん、今のなんかあんまり嬉しくないんだけど!もっと他にあるでしょ!?」

『煉獄さんが来たってことは、何か特別な理由が?』

無視!?

千代ちゃん冷静に質問してる場合じゃないよ!
鬼が出るんだよ、列車に!
早く降りなきゃ…

「うむ!短期間のうちにこの汽車で四十人以上の人が行方不明になっている!数名の剣士を送り込んだが全員消息を絶った!だから柱である俺が来た!」

『おぉ〜』

「はァーーッ、なるほどね!!降ります!!」

まったく感心してる場合じゃないから!!

「切符…拝見…致します…」


みんな煉獄さんを真似て、車掌さんに切符に切り込みを入れてもらった。

夢の中→←炎柱



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作者名:りんらん | 作成日時:2020年9月29日 18時

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