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機能回復訓練2 ページ16

「最後は全身訓練です!」

『鬼ごっこ!あ、次もカナヲが相手してくれるの?
よろしくね』

「うん///」


「それでは、始め!!」


千代、凄い…!

カナヲの速さについていけてる。

というか、二人ともなんて反射速度なんだ!?


「千代姫…あいつやる奴だぜ…」

「千代ちゃん、一体何者なの!?」


千代は強い。前からそう思っていたけど…
俺が知らないところでこんなに強くなっていたなんて…

俺の目標であり、守りたい人。

ずっと一緒にいたのに、
俺はまだまだ君の知らないことがたくさんあるんだな。

君が俺より強くなってしまうたびに
俺が守られるんじゃない。
守れるようになるんだって、
君を守りたいって気持ちを大きくするんだ。

それが原動力になって、君を超えたいって
気持ちが、また俺を強くしてくれる。


「負けていられないな」


パシッと千代がカナヲの手を掴んだ。

「!」

『捕まえたっ』

ぎゅぅう

「!?」

『へへ、カナヲあったかいね』

「〜!?///」

千代が抱きしめるとカナヲが悶えている。

ずるい…。



嗚呼……

「やっぱりすごいなぁ…千代は」





「千代さんはもう訓練卒業して大丈夫ですよ」

『え、まだ初日なんですけど…』

「アナタには必要ありませんので大丈夫です」

『ええ…?』

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作者名:りんらん | 作成日時:2020年9月29日 18時

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