検索窓
今日:4 hit、昨日:21 hit、合計:66,327 hit

変わったこと ページ2

ーーー
ーーーー

翌朝、昨晩どこで寝たか記憶がなかったが、
個別の寝室にいた。

善逸も伊之助も怖がらず、気味悪がることもなく、
私の話を、私自身を受け止めてくれた。

あの時の炭治郎みたいに。

『夢、じゃないよね?』

夢ではないことを願いながら恐る恐る挨拶に行くと
いつも通りの反応が返ってきて安心した。

気の流れもおかしいところがなく、
いつも通り接してくれるのが嬉しかった。

変わったことといえば、

何かしようとすると今まで以上に心配されたり、

「あぁっ、千代ちゃん!俺が持つよ!?」

『いや、大丈夫だよ善逸』

「足が良くなって来たからって、あんまり動きまわっちゃダメでしょ?転んだらどうするの?」

『…お茶持っただけでそんな大げさじゃない?』



伊之助に勝負を吹っかけられたり、

「猪突猛進ー!!」

『わぁっ!?』

「今のを避けるとは、やるじゃねぇか!」

『危ないでしょ、伊之助』

「今日こそ勝負だ!千代姫ぇ!」

『どわっ』

「何やってんだ猪!!」

「伊之助やめろ!!」



「千代の髪はいつ触ってもふわふわだなぁ。落ち着く」

と炭治郎に髪をとかしてもらったり、

「わぁ…ちょっとひんやり、ふわふわっ!え、何この最高の癒し!!」

と善逸に頭を撫でられたり髪を触られたり、

「なんか、なんかひんやりしてホワホワする!!」

と言いながら、伊之助が被り物を取ってまで私の髪に顔を埋めていたりして…

こんな感じで、なぜかみんな私の髪を触りたがるようになったくらいだ。
そんなにいいんだろうか?

「ムー♡」

たしかに禰豆子ちゃんにはいつも弄られているけど…

親分と子分→←設定2



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんらん | 作成日時:2020年9月29日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。