17話 ページ20
お昼は近くの喫茶店で過ごすことにした。出掛ける時は治の格好は良く目立つため何時もは
「ご注文はお決まりでしょうか?」
「わたしは
「僕はお酒にしま……、…
「…、?、畏まりました」
お酒なんて飲ます訳ないだろう。治はわたしの頗る良い笑顔を見て
そもそも喫茶店で酒を飲まないことだね。今度から徹底的に治の体調管理を正さなくてはならない。こういう時こそリンタロウを使えばいいのだけど、今はパパの事で忙しい。今頃、パパの体調を伺っているんだろう。あと僅かな命、父である彼の人の灯火も、いずれは消える。嗚呼、なんて人とは脆いのだろうか
「…あ、そうだ治。今度ね、わたしのお気に入りの
「へえ、酒場ですか。是非とも連れていって欲しいですね」
「うんうん、。あ、でも酒は飲んじゃダメだよ?体に悪いからね」
「じゃあなんで連れていくんですか」
何となく、いいじゃない。そう笑うと、治もまた釣られるように笑った。
彼の表情は実に面白い。人の表情を読み取ることは造作もないけれど、こうやって身内にも騙す優しい笑みを向ける者はそう多くはないだろう。彼も又その一人
然し、わたしにそれが通じないのは此処半年で分かっただろう。わたしと行動することによって彼は異常な迄に警戒心と共に"依存心"も増した。それは深く、彼の何かを変えようとしているのが今の現状と云える。「お待たせしました」と定員が持ってきた
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竹薮 - 面白いです。個人的に夢主が怖くて好きです。更新頑張って下さい。応援してます! (2018年2月17日 13時) (レス) id: 9078c77c1b (このIDを非表示/違反報告)
黒桜姫(プロフ) - 七葉さん» 有難うございます。早く原作突入出来るように頑張りますね (2017年12月6日 23時) (レス) id: 5de5d502f1 (このIDを非表示/違反報告)
七葉 - 続きがとても気になります!楽しみにしてます、更新頑張ってください! (2017年12月5日 21時) (レス) id: 88ee75b376 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒桜姫 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年12月5日 2時