b.プロローグ ページ1
私が４歳の時、ママが目の前で殺された。
パパはポートマフィアという大きなセンタービルが三件建ったビルの社長。否、
私はママの腕の中で、赤い血がママの動かなくなった身体から出てくる瞬間をずっと見つめていたという。
パパが云っていた。｢笑っていたよ｣と。
どうしてか、その時の記憶など思い出せない私は少し残念だった。あまりママと過ごした時間がすくなったからか、或いはパパと過ごした時間が長いからか。あまりその話に惹かれることは無かった。
しかし、ママが死んだ姿だけは、忘れたくなかったなと思う。
パパはママを愛していたかと問われれば、愛していたと云うだろう。ママを殺すぐらい、怒るぐらい、悲しむぐらい、愛していたのだ
母を失くした私はパパに引き取られ、前と変わらず何不自由のない生活を送っている。詰まるところ、最近は小学校の最上級生になった所だ。
しかし、変わったことが一つ。
私に愛しい存在が出来たということ。これはパパにも誰にも云っていない。云うつもりもないけれど。
愛とか、恋愛とか、そんな甘ったるいものでは無いよ？
彼は私に執着し、依存する。パパがママに向けていた"愛"と、彼が私に向ける、わたしが彼に向ける"アイ"は違うということを、ここに記入しておこう。
b.プロローグ
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竹薮 - 面白いです。個人的に夢主が怖くて好きです。更新頑張って下さい。応援してます！ (2018年2月17日 13時) (
レス) id: 9078c77c1b (このIDを非表示/違反報告)
黒桜姫(プロフ) - 七葉さん» 有難うございます。早く原作突入出来るように頑張りますね (2017年12月6日 23時) (レス) id: 5de5d502f1 (このIDを非表示/違反報告)
七葉 - 続きがとても気になります!楽しみにしてます、更新頑張ってください! (2017年12月5日 21時) (レス) id: 88ee75b376 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒桜姫 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月5日 2時
