22話 ページ24
−
｢−−−文句のない実力じゃ｣
遠い的にあてた光はそのまま強く遠くへと過ぎていく。
周りにあった的は全て跡形もなく消えていった
｢…おわり？｣
｢うむ。お主の鬼道の実力、確に優れておった。詠唱破棄を順番にしていく者など、早々おらん。見事じゃ｣
頭を撫でるおじーちゃんは、微笑んでせんべいをわたしにくれた。
浮竹たいちょーも、お菓子をくれた。京楽たいちょーは、褒め言葉、をくれた
｢たいちょ、｣
｢おめでとう、A。これでお前も立派な副隊長だな！｣
｢...うん。｣
｢そう暗い顔するな。別に俺は責めてるわけじゃないぞ？誰もお前を恨んだりしないさ、海燕だってな。ただ、寂しいだけだよ｣
哀れみではなく、とても哀しそうな瞳が向く。わたしは、そっとそんな隊長の隊長羽織を握った
｢わたし、も...寂しい。｣
｢A...｣
｢でも、何時でも、会えるでしょ...？わたし、遊びに行くよ、たいちょーの隊は
大好き...だから｣
そっと、ゆっくりと口角を上げた。心配させないように、そんな瞳をして欲しくないから
たいちょーは、笑って。海燕といっしょに、笑って。わたしは、笑顔の 素敵な 二人が好きだから
｢...A、勿論だ。いつでも来い。ここは、十三番隊は、お前の居場所だからな｣
｢！......｣
”居場所”
ああ、隊長。貴方は相変わらず、人を知らずに取り込んでしまう程 優しさに溢れた人だ
笑顔で微笑む隊長に、わたしもゆっくりと笑った
｢五番隊に行ってもお前らしくすればいいんだよ。ま、俺が言わなくてもそっちには”あいつ”が新しく主任するもんな｣
｢...うんっ｣
｢頑張れよA。......ほら、お前も｣
｢あでっ｣
間抜けな声をした主の方へと見た。さっきからうすうす気づいてたけど、きっとこの人は出てこないんだろうなぁって思ったから...言わなかった
｢海燕...｣
｢ぬ、盗み聞きとかそんなことしてたんじゃねーからな！？ただ、その...あー、あれだ！今通りかかっただけで......｣
｢...ふふっ ｣
思わず笑いが零れる。ほんとうに、海燕は面白い
必死に誤魔化しているみたいだけど、バレバレ、だよ？
でも、
｢ありがとう...海燕｣
｢！...おう。何時でも来いよ、待ってっから｣
なでなでと、優しく撫でるこれはとても好きだった。
笑顔の似合う、貴方が眩しい
でも、その光はとても温かい
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るな(プロフ) - どうか続きを恵んでください(,,> <,,) (2023年4月28日 19時) (
レス) @page34 id: 2ee13aea9b (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年5月20日 22時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - この小説が好きです。更新ずっと待ってます！ (2019年5月8日 10時) (レス) id: 89b2a9b2ce (このIDを非表示/違反報告)
yurun(プロフ) - 更新再開ホントに嬉しいです！！この小説大好きなんです！！頑張ってください！！ (2017年9月27日 0時) (レス) id: fab1742305 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜姫(プロフ) - ドーナッツ(´ε` )さん» 報告ありがとうございます！すぐに訂正しますね！ (2017年3月23日 10時) (レス) id: 50760fe743 (このIDを非表示/違反報告)
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