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ちっちゃい子ymmt ページ10

少しだけ気にしているこの身長、成人男性の身長より小さくて小柄だ。でもいい所だってある。

「お疲れ様で〜す」

午後出勤の僕がオフィスに入ると聞こえてくるのは元気過ぎる声。

「須貝さん今度のクイズノックラボこんなのどうですか!!!!」
「おう!面白そうじゃん!!!」
「やりましょうやりましょう!!!」
「じゃあ福良さんに案だしとくな!!!」
「はい!!!」

オフィスの中だと言うのにこんな大きい声で話すのは流石ナイスガイの須貝さんと自称その弟子Aちゃんだから。

「あっ山本さんお疲れ様です!!!」
「山本お疲れ!!!」
「お二人共お疲れ様で〜す」

「今度の企画の話ですか???」
「そうなんですよ!見てくださいコレ!むちゃくちゃ良くないですか!!!!」
「うん!凄い面白い発想だね!」
「ありがとうございます!!!」

褒められて嬉しそうにしてるのを見るとこっちまで嬉しくなる。

「今度この企画やる時山本さんも参戦しましょうよ!!!」
「いいね!やろうやろう!」
「やりましたよ須貝さん!!!人手が増えました!!!」
「…おっおう!!!」
「どうしたんですかボーッとして?」
「いや〜若いっていいな〜と思ってね〜」
「いや、須貝さんも充分若いじゃないですか。」
「なんか君たち二人のサイズ感が若さをこうドゥンって感じに上げてるんだよな〜」

背が小さい僕と、僕よりも6cmほど背が小さいAちゃんは、背の高い須貝さんからすれば物凄く小さ見えるんだろう。

「だって私たち背小さいですもん」
「いいじゃん可愛らしくて」
「でも須貝さんとかと喋ってると首痛いんですよ?」

須貝さんとAちゃんが喋ってると身長差は25cmほどの差がある。

「山本さんは身長近いからお話しやすいんですよ〜」

満面の笑みでそう言ってるのがなんとも可愛らしい。

「でもまだ僕の方がちょっと身長高いよ?」
「背伸びしたら変わらないですから!」

と言って背伸びをして手で身長を測る仕草をするAちゃん。顔が近くて恥ずかしい。

「ほら!」

いくら仲がいいからと言ってもこの距離はやばい。やばい。

「んーでもずっと背伸びするのもしんどいですね、やっぱりちょっと身長差あるくらいがいいんですね、男女ってのは。」

そういうつもりで言ってないのは少し天然タラシな君だから。でもその発言でドキドキしてしまうのはそんな君が好きだから。

「やっぱり山本さんの身長が好きです!!!」


ほら、いい所あるでしょ?

序論 fkr→←おまけ+作者(読む意味無し)



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設定タグ:QuizKnock , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:しろまる | 作成日時:2019年8月6日 14時

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