惹かれてしまったから。(短編集) (ページ1)

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この病気は一生治らない。izw ページ1

いつもと変わらない目覚め。

身体を起こしグイッと伸びをして枕元にあるスマホに手を伸ばす。
スマホの画面を付ければLINEが来ていることに気づく。

彼からだ、

｢おはよう。今日急になんだけど記事出来てたら持ってきてもらえる？ちょっと早めに内容確認とか諸々したいんだよね。いきなりでごめんね。｣

朝から彼からのLINEで少し気分が上がる。

『おはようございます。今日はお昼から暇なので、お昼に事務所をお伺いさせてもらいますね！』

そう返信を送信して、午前授業のための身支度を済ませる。

彼というのは、QuizKnock編集長の伊沢拓司さんである。私の2歳年上の先輩、そして私の社長であって彼氏である。

少し不思議な関係。

でも彼は、凄く優しくて、いい人だ。
こんなこと目の前で言うのは恥ずかしいから心の中だけだけど。

そんなことを考えているうちに用意は出来たので、家の扉を開け大学(東大)に行って、授業を受けて、ファミレスなんかでお昼を食べて、それから事務所に行こう。

計画を立てたら後はその通りに動いて、時間が経つのを待つだけ。

時間が経つのは思ったより早くて、授業は意外とあっという間に終わった。
まぁ午前中だけっていうのもあるんだろうけど。

じゃあまったりとご飯を食べて後は事務所に行こう。そうしよう。

そう思って近くのレストランを探していると、

｢わっ！｣

『ﾌｪｯ!?!?』

おっと、思わず変な声が出ちゃった。

山｢えぇ～Aちゃんそんな驚き方するんだ｣

『山本さんですか…ビックリさせないでください…』

本当に心臓に悪いので辞めて欲しい。

山｢えぇ？でも面白かったよ～？｣

『そういうことじゃないんですよぉ…ていうか山本さんはここで何をしてたんですか？』

山｢ん？今からお昼ご飯食べにファミレスにでも行こうと思ってたらAちゃんが居たから～｣

『そうなんですか、私も今からレストラン行こうと思ってたんですけど良かったら一緒に行きます？』

山｢え！いいの！じゃあ一緒に向こうのファミレスにでも行こ！｣

山本さん可愛いなぁ

『そうですね！行きましょう！』

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まだ伊沢さん出てこないですね()
思ったより登場が遅い()

続きます。