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神の手のひらで kwmr ページ14

全く意地悪な神様だ。
せっかくの二人きりの時間だと言うのに一人で本を読みやがって。
無論そんな河村さんも絵になるし、なんならそういうところも好きだ。でもそれはそれ、これはこれ。

約一ヵ月ぶりの二人きりの時間。
同棲しているが二人とも仕事が忙しかったため、丸一日一緒に過ごすことなんてまぁなかった訳だ。
だからイチャイチャしたい!と思うのも自然じゃないか?
まぁ、我儘言うなよ。ともなるかも知れんが、カップルというものはそういうものであろう。

「.........」

ここまで思っても、その気持ち以上に河村さんの邪魔をしたくないという気持ちの方が強い。まぁ私自身読書の邪魔をされるのが嫌だから、そう思うのであろう。

まぁ久しぶりの休日、少し考えるのも疲れてきたから惰眠を貪ろう。それがいい。

少し不貞腐れながらもソファでゆっくり目を閉じる。









「やっと寝ましたか。」

「Aさんは働き過ぎなんですよ。」

「しっかり自覚して、休む時間をとってくださいね、二人で出かけるのなんていつでも出来るんですから。」

「貴方の体調が一番なんですよ。」



そう言ってAに毛布をかける彼。

神の手のひらで眠る時間は幸せですね。

BADENDを最高の幸せに kwkm→←QK小学校のおままくん ko-chan



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設定タグ:QuizKnock , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:しろまる | 作成日時:2019年8月6日 14時

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