その年下、用意周到�� ページ9
上空へ飛び立つ途中感じたのは、すごい風とその風に乗ったホークスの香水の香り。
それに、無意識のうちにホークスの首に腕を回していたせいで、彼の体温をより強く感じた。
細いと思ってたのに、抱えられてる腕は意外にもたくましくて安心感がある。
『Aさん、目開けて』
あぁ、本当無駄に良い声。
その声に釣られるようにいつの間にか閉じていた瞼をそっと開ける。
「わぁ、綺麗」
目の前には光輝く東京の街。
前に衛星写真を見たことがあったけど、東京は世界で比べてもすごく明るくて綺麗だった。
それが今目の前に広がってる。
風も気持ちいい。
「すごい」
『良いでしょ、空』
そこからはあまり会話なんて無くてただただこの時間がずっと続けば良いのにって思ってしまった。
.
.
.
「いや、聞いてないんだけど」
『言ってませんから』
ホークスに抱えられ着いた場所は表参道の高級ブランドを取り扱うお店だった。
『こんばんは〜この間頼んでたやつお願いしたいんだけど』
『ホークス様、カサネ様、お待ちしておりました。さぁ奥へどうぞ』
どっからどう見ても上の役職の方であろうおじ様に慣れたようにあいさつを交わすホークス。
奥へ進んで行くとまるで楽屋のような部屋がいくつか並んでいた。
『じゃ、Aさん。目一杯かわいくしてもらって』
「え？」
『俺、こっちだから』
片手をあげ、背を向け歩きだしたホークスはそのままどこかの部屋へ消えていった。
『カサネ様はこちらに』
「あ、ありがとうございます」
私も先程のおじ様が扉を開けてくれた部屋の中に入っていく。
『カサネ様お待ちしておりました。ヘアメイクを担当させて頂きます。鈴木です』
「カサネです。よろしくお願いします」
すっごい綺麗な人。
声も綺麗だし、ミステリアスな雰囲気がまた魅力的。
と思う横で、すっごい睨んでくる…女性？がいる。
『こいつがホークスが可愛がってる女ぁ？私の方がかわいいじゃなぁい』
この人の見た目と発言に頭の中は混乱しながらも、私が何回か瞬きをしてわかったこと。
うん、オネェだ。
180はあるであろう身長、男性特有の喉仏、そしてこの声。
『そんなんでホークスの隣歩くなんて許さないわよ。私の個性でと〜っても可愛いくしなきゃね！イモコ』
「イモコ…」
これでも一応モデルとかやってるんですけどね？！
なんて可愛くはしてくれるようなので、そんな言葉は心にしまって置こう。
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みりん(プロフ) - ちゃそそそさん» 応援とお気遣いありがとうございます！続編もお楽しみ頂けるよう頑張りますので、次回もよろしくお願いします！ (2023年2月22日 0時) (
レス) id: bdabf02482 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃそそそ(プロフ) - 続編とても嬉しいです！ 次回も楽しみにしております！ ご無理をなさらずに更新応募しております！ (2023年2月21日 22時) (レス) @page50 id: 21d7804802 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - mbftmmさん» 嬉しいコメントありがとうございます🥺年下ホークス想像するだけでかわいいですよね♡今度も癒されてくれたら嬉しいです。更新頑張ります！ (2022年11月26日 13時) (レス) id: 7d94385906 (このIDを非表示/違反報告)
mbftmm(プロフ) - 好きです！！！！更新楽しみにしてます！！！！年下ホークス可愛い(*'-'*) (2022年11月25日 19時) (レス) @page26 id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん | 作成日時：2022年9月25日 17時
