その年下、任務開始 ページ12
私とホークスは無事、例の豪華客船へ乗り込むことに成功した。
既にホークスは船内に剛翼を放っている。
『Aさん、これめっちゃうまいっすよ』
豪華に並べられたビュッフェタイプの食事から何を持って来たのか美味しそうに食べてるホークス。
「何入ってるかわかんないんだから、辞めときなよ」
『まじで大丈夫ですよ、俺そういうのわかるんで』
小声で周りには聞こえないよう小さな声で注意を促すが、彼には通じないらしい。
それよりも周りの視線が気になる。
このシークレットパーティーは名前の通り船内で起きたことは他言無用。
何が起きても何を見ても“知らない”で突き通すのがルール。
そして、パーティーに参加する代償として秘密を一つ主催者に提供する。
そうすることで、全員が同じリスクを背負うようにするため。
私達が今回提供した秘密は〈ホークスとカサネが交際している〉という事実。
まぁ、嘘だけど。
そんな訳で、巷で有名人の私達に注がれる視線は熱すぎる。
あちこちで私達を見てはコソコソ言ってる人が大勢いる。
これじゃまともに動けない。
『A、見て。綺麗な絵だね』
突然、隣にいたホークスが腰に手を回してきて私を自分の方へ引き寄せる。
ホークスの指差す絵画の下には、国防長官の姿。
あぁ、ソウイウ設定だもんね。
「本当、綺麗な絵。もっと近くで見てみたいわ」
『行ってみようか。でも、触れちゃダメだよ』
近くまで行くけど、接触するな。
作戦とわかってはいる。いるけど、なかなかにキモい。
まぁ、そんなことも言ってられないんだけど。
なんせ、あちらにヒーローがいるとバレたら作戦が水の泡になるかもしれない。
「子供じゃ無いんだから、それくらいわかってる」
歩き出したホークスがリードするように私の手を取った。
そのまま人の群れを進んで行き、国防長官の背中側へ待機できるよう移動する。
今のところ動きは無い。
剛翼も何も感知してないようだし。
「近くで見ると大したことないわね、この絵」
収穫ゼロ。さすがにまだまだ尻尾は見せないか。
『そんなこと無いかもよ？』
隣のホークスが苦笑いをする。
え、いや、まさか…
『その絵はお気に召しませんでしたか、ヒーロー殿』
背後から聞こえて来た声に驚いて振り向くと、今回のターゲットの国防長官がいた。
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みりん(プロフ) - ちゃそそそさん» 応援とお気遣いありがとうございます！続編もお楽しみ頂けるよう頑張りますので、次回もよろしくお願いします！ (2023年2月22日 0時) (
レス) id: bdabf02482 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃそそそ(プロフ) - 続編とても嬉しいです！ 次回も楽しみにしております！ ご無理をなさらずに更新応募しております！ (2023年2月21日 22時) (レス) @page50 id: 21d7804802 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - mbftmmさん» 嬉しいコメントありがとうございます🥺年下ホークス想像するだけでかわいいですよね♡今度も癒されてくれたら嬉しいです。更新頑張ります！ (2022年11月26日 13時) (レス) id: 7d94385906 (このIDを非表示/違反報告)
mbftmm(プロフ) - 好きです！！！！更新楽しみにしてます！！！！年下ホークス可愛い(*'-'*) (2022年11月25日 19時) (レス) @page26 id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん | 作成日時：2022年9月25日 17時
