hello*2 ページ10
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「で、結局お前は何者なんだよ」
さっきの数分後に私はソファに座らされ、快斗さんによる尋問が始まったのだ。
まあ、とても美味しいお茶も出されているのでさほど恐ろしい尋問ではないが
「えっと...分からないんです」
「...わからない?」
「はい。所々覚えてるのですが、結局どうして私はここにいるのか、私は何者なのか。 それに名前すらも分かりませんから」
そういうと驚いた顔をして、かれは頭をかいた。 まあ、それは当然なことか
「あー、なるほどな。わかった」
これを受け入れるとは思わなかった
自分だったら普通受け入れられない
無邪気にわらう彼の姿からは本気で受けいれたことが見受けられる
「じゃー最後に一つだけきいていいか?」
「私に答えられることなら」
「親父...黒羽盗一 のことをどこまで知ってるんだ?」
「黒羽...盗一?」
全く聞き覚えがない、身に覚えのない名前だった。
「......そうか」
彼は少し考えてそう発言したが、少し納得の行っていない顔だなということを感じさせる。 自分も...身に覚えはないが少し引っかかる名前だった。
「なあ、名前 なんていうんだ?」
「...名前はない。 分からないんです」
そしたら、また彼が考え込んで、そして、直ぐに閃いた表情をして、こういった
「じゃあ...Aコレでいいな、どうせ行くところもないんだろ? しばらく家にいろよ」
「は?」
ここから、始まるのであった。
これから、何十年ももしかしたら100年以上も、これから運命に抗うために戦うことなんて、そうぞうもしてなかったけど
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哀碧(プロフ) - あ、ありがとうございます!結構長編になる予定ですがまったり待っていただけると嬉しいです! (2019年3月25日 0時) (レス) id: 2dabb286be (このIDを非表示/違反報告)
稲荷紺/InariCon(プロフ) - 面白いです〜!!!夢主可愛い…。気ままに更新頑張ってください応援してます!! (2019年3月24日 1時) (レス) id: 4d542a129d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:哀碧 | 作成日時:2019年3月13日 1時