好きが溢れて、止まらない。【呪術廻戦】 (ページ38)

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No side

その頃も夏油は変わらずにAのそばにいた

夏油｢A、今日は昨日より顔色がいいね。私がさっき花瓶に生けた花はね、キランソウって言うんだよ。花言葉は知っているかい？まぁ、お花が好きと言っていたAなら、きっとわかってしまうだろうね、、、、｣

紫色の小さな花弁が慎ましくひらく、キランソウ

花言葉は、"あなたを待っています。"

返答がなくたって、夏油はAへ話しかけ続ける

夏油｢花言葉をわかられてしまったら、私の気持ちもバレてしまうね、、私は君のために強くなろうとしてるのに、君が居なくては、意味が無いじゃないか。｣

"何故、私との約束を守ってくれなかったんだい？"と返ってくるはずのない質問を口にしては、涙を零す

夏油｢お願いだよ、そろそろ、私に微笑み返しておくれ。
私は強いから君なしじゃ生きていけないなんて弱い男が言うセリフなんて言わない、けどね、嫌なんだ。

君なしで生きていきたくなんてないんだよ。｣

夏油はAの手をしっかりと握り、自身の額に付けて、Aへ懇願する

すると、Aはうっすら目を覚ました

夏油はそれにまだ気づかない。

夏油｢そのまま生きるくらいなら、いっそ、死んだ方がマシだ。｣

A｢、、そんな、こと、言わない、で｣

夏油｢！？｣

Aが夏油に今にも消えてしまいそうな声で言った

この状況に夏油の理解は追いついていっていない

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