17 夏油side ページ17
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思い出すだけで、ニヤけてしまう
2年生になった君は、毎日強くなろうと自己練習に奮闘してる
君が、ただ真っ直ぐに、強くなろうと努力している
そんな姿を見てると、たまに不安にもなるけれど
私だって、
胸を張って、Aの隣にいたいから頑張れる
由良「あ、夏油せんぱーい」
空に浮かぶ雲を目で追いかけて、思い出に浸っていると、高い女の子の声が私を呼んだ
夏油「由良か、」
由良「なんですか、由良じゃ不満ですかー」
夏油「いやいや、そんなこと思ってないよ。1人なんて珍しいと思ってね」
これは本心、少しだけAも一緒にいることを期待はしていたけれどね
由良「まぁ、たいていAといますからね。先輩もひとり珍しい」
夏油「ああ、ちょうど思い出に耽けていたところだよ笑」
言った瞬間、まずいと思った
これは、内容を話さなくてはならなくなり、Aへの恋心もバレてしまうから、厄介なことになる予感がする
由良「え、おじいちゃんなの?んで、どんな思い出ですか?」
夏油「君は失礼って言葉を知っているのかな、それは秘密だよ」
由良はこんなにアホのように振る舞うが実際はAと同じ、いや、それ以上に鋭い
あぁ、これは、"秘密"だなんてふわふわした言葉じゃ誤魔化すなんて無理だと悟った
致し方ない、教えてしまうべきか
いや、まず、その前に、
由良に隠したところで無駄なのでは?
彼女が術式を発動すれば、私の心なんて簡単に見破られる
そう、それが由良の術式"霊聴術式(れいちょうじゅつしき)''
目に見える物体、生物、の魂に問いかけることができる
つまり、心が声が聴ける
しかし、それは"はい"か"いいえ"でのみ答えれる質問のみ適応する、
すなわち、クローズド・クエスションにのみだ
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作者名:りか | 作成日時:2021年4月25日 18時