繋がれた手 ページ7
Your side
隣を歩く五条先生は私より何センチも高くて、スニーカーの私では首が痛くなりそう
五条「何?どったの?僕の顔そんな見てさ、前向いてないと他の人にぶつかっちゃうよ」
「別に、見せませんよ」
五条「嘘が下手だねぇ、なーに見惚れちゃった?」
「違いますよ。背高いから首痛くなるなーって思って」
五条「ご所望だったら、抱っこしてあげようか?」
「結構です。」
五条「遠慮しなくていいのに」
「遠慮じゃないです。」
五条「相変わらず塩だな〜」
「先生は砂糖ですよね」
五条「ん?僕、甘いの好きだからね」
「それ、関係なくないですか」
五条「細かい事は気にしないの、それにしても人に多いねぇ」
僕、人多いの苦手なんだよねぇと呟いたと思ったら、私の右手を何かが包み込む
五条先生の大きな手
夏油先生もそうだったけど、男の人と女の人では、こんなに違いがあるのかと思わされるほど、私と五条先生の差は歴然だった。
「なんで、手繋いでるんですか」
五条「あ、恋人繋ぎがよかった?」
ごめんごめんと笑いながら、今度は私の右手の指に五条先生の長くて骨ばった指が絡む
恋人繋ぎなんて、した事ないましてや、男の人と手を繋いだことだって、小学校の時の授業で男子とのペア組で繋いだ程度
五条先生はきっと、知らないであろう
私、人と付き合ったことなんてないんですよ
デートだって、誘われたの五条先生が初めてなんです
「恋人繋ぎがいいとかそういう話ではなくて、」
五条「だって、はぐれるでしょ?これからもっと人が多くなる」
「そ、そうですね」
五条先生の優しさで繋がれた手、五条先生にしっかりと握られてる
自分でもわかる、だんだんと手が汗ばんできてること
五条先生はお構い無しに握っているが、私は自分の感じるこの汗に少しの申し訳なさと恥ずかしさを感じだ
この止まらない汗は、五条先生と手を繋いでるからとかではなくて、
きっと、今日の気温が25度もあるからであろう
そう思いたい
87人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りか(プロフ) - ミラさん» コメントありがとうございます!ですね、私も少し思いました笑、期待に応えられるよう頑張ります!!ありがとうございます! (2021年7月28日 23時) (レス) id: 2af8bea192 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - うわ…言っちゃ悪いけど五条先生初恋趣味悪すぎる笑 あの初恋笑の女の人がこれからどんな状態になっていくのか楽しみです! (2021年7月28日 22時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りか | 作成日時:2021年5月3日 23時