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【13】お願い ページ31

夏油side



久しく入っていないAの部屋に招かれ、思春期の男子のようにドキドキした。



どうしてこうも女の子部屋は、特に好きな子の部屋はいい香りがするんだろうね。



Aの部屋の床に座れば、Aは私の目の前に立つ。



あれ、まだ、座っちゃまずかったかな?



夏油「ど、どうしたんだい?」



「正座、だ、め」



一応、許してもらえる側だから正座で座ったが、Aの前では正座は正解ではないらしい。


正座が駄目とは、珍しい話だ、ならば、私はどう座るべきというのか。



「体育、座り!」




まるで、私の心を読んだかのように、指示された。
体育座りなんて、最後にきいたのはいつだろう、この年齢になればきかなくなる単語だ。



言われた通り体育座りをすれば、Aは私の両足を手でこじ開けて、その間に座る。



Aの身体は私に向かい合う形ではなくて、横向いていて、Aの耳が丁度私の胸にあたっていた。



「ふふ、、トックン、、トックン、」



好きな子にこんなに抱きつかれてドキドキとしない男などいないはずだ。


2人でいる時は前々から抱きつかれていたけれど、慣れるわけはないし

それが、久々ならば尚更、ある意味では君が私をしばらく避けたことにより、その効果は増したから成功ではあったのかもね。



それなのに、君はわざとらしく笑う。


夏油「私の心臓の音はそんなにおもしろいかい?」




「うん、、はやい、私と一緒、くらい、、落ち 着く」



夏油「はぁ、(可愛い)、あ、忘れてしまうところだった、お願いとはなんだい?」


「あ、えぇっと」



「もう、、あんな嘘、つかないって、やくそく 指切り、げんまん し て、」



頷けば、Aは私の左手の小指と自身の小指を絡めて、幼い頃よくした、なんとも懐かしい歌を歌った。





夏油「それが、1つ目でいいのかい?、Aがいいならいいんだがね、なら2つ目は?」


もっとこう、大それたことがお願いされると身構えていたから、こんなに可愛いものなら、少し拍子抜けだ。



しかし、そう思ったのも束の間。





Aは私に爆弾を落とす。



「、、すぐるくん、『好き』って言って、?」





.

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設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - すぐぴぃぃぃぃ!!!!!!!!!!ファー↑ちゅき! (2021年7月4日 0時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - さくらんぼさん» コメントありがとうございます!、めちゃ嬉しいです!!こういうほっこり系大好きなんですよね笑 (2021年5月4日 22時) (レス) id: 2af8bea192 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです!!夢主ちゃんがとにかくかわいくてかわいくて、、、!夏油と夢主ちゃんの仲の良さにほっこりですね笑 (2021年5月4日 21時) (レス) id: 6f4309b5f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りか | 作成日時:2021年4月28日 19時

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