【12】仲直り ページ30
夏油side
時刻は、23時43分
Aの部屋を訪れたが、電気は消えていた。
もう、夜も遅い寝てしまったのだろう。私は、一応、いないとわかりつつも、あの空き部屋を確認しにいった。
前にもこんなことあったね。なんて自問自答
朝になるまで部屋の前で待っていようか、任務であれば明日、会えない可能性だってあるのがこの高専だ。
私は今すぐにでも謝りたいのに、、
ひとりAの部屋の前で考えこむ、あまりに考え込んでいたせいで私は自分の背後の気配に全く気づかないかった。
夏油「！？」
私の背中に人の体温を感じ、驚いた。
背後から私の手をも巻き込んで抱きしめられている。
後ろから伸びている手は、見覚えのある、小さくて可愛らしい手。
夏油「A、私は、謝らなくてはいけない。本当にすまない。」
"わがままでごめんなさい。やっぱり、私、納得できない。ちゃんと話したい。お願い、こんな終わりは嫌なの。別れたくない。"
頭に流れ込む君の声
君が私に術式を使う時は、本当に聞いてほしいとき、そのくらい私だってわかる。
私も君と同じ気持ちだよ。こんな状況下で、私は不覚にもAが同じ気持ちであることに喜んだ。
「術式、使わないでも、、話せ、るように頑張る、から、」
夏油「ふふ、」
私にこんなに必死になってくれるなんて、どこまで私を喜ばせてくれるんだい？
「なんで、、笑う、の！」
夏油「あまりにも、可愛くてね。君のこと何も知らず、酷いことを言って、すまない。全部、思ったことなんてないこと、デタラメなんだ。今も昔も、君しか好きじゃない、勿論、これからも。」
「ほんと、？」
夏油「ああ、本当さ。君に嘘をついたのはあれが最初で最後、信じられないかい？」
「、、別れない？」
夏油「Aが許してくれるなら、私も別れたくない。」
「仲直り、したい」
夏油「いいのかい？もっと、怒っても殴ってもいいんだよ。」
「なら、、お願い、きいて」
夏油「もちろんいいよ、何か欲しいものでもあるかい？家とか、マンションは、難しいけどAのためならなんだってあげるさ。」
「じゃあ、、3つ、おねがい」
私はア○ジンのジ○ーポジションなんだね笑
夏油「Aにしては欲張りだね、いいよ、言ってごらん」
彼女は、"その前に"といって、自分の部屋へと私を誘導した。
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葵(プロフ) - すぐぴぃぃぃぃ!!!!!!!!!!ファー↑ちゅき！ (2021年7月4日 0時) (
レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - さくらんぼさん» コメントありがとうございます！、めちゃ嬉しいです！！こういうほっこり系大好きなんですよね笑 (2021年5月4日 22時) (レス) id: 2af8bea192 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです！！夢主ちゃんがとにかくかわいくてかわいくて、、、！夏油と夢主ちゃんの仲の良さにほっこりですね笑 (2021年5月4日 21時) (レス) id: 6f4309b5f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りか
| 作成日時：2021年4月28日 19時
