【9】来客 ページ27
夏油side
自室に戻り、課題に取り組むこと2時間
全くと言っていいほど進まない。Aの泣き顔が頭から離れない。
あのあと、どうしただろう、今更すぎる心配ばかりしているのだ。
コンコン
行き詰まりを見せていたところにノック音が響いた
硝子「今、いい?」
ドア開ければ、もちろん、Aではなく、立っていたのは真剣な顔の硝子
中に通すば、床に座って楽な姿勢をとる。私が用件を聞くまえに口をひらいたのは祥子だった。
硝子「何しにきたか、わかるでしょ?」
夏油「さぁ、君は気まぐれな所があるからね、教えてくれると助かるんだが、」
硝子「はぁ、なんであの子はこんなクズを、、」
夏油「聞こえているよ?」
硝子「わざとよ。で、夏油、あんたAに何した?」
夏油「本人から聞かなかったのかい?」
硝子「聞いたうえで、確認にきてんの。Aの言ってること通りなら、あたしあんたに何するかわかんない。」
今までになく、硝子の目の奥は笑っていなく、殺意に近いものまでも感じるほどだった。
硝子「夏油、答えな」
夏油「本当さ」
硝子「ほんと、クズ」
人、クズクズって女の子としてどうなんだい?とも言いたくなるが、確かに私のAに対してとった行動は、クズ、クズ以下かもしれないね
硝子「理由は?なんかあんでしょ?クズらしく言い訳くらいいいな。」
夏油「聞きたいのかい?」
硝子「そりゃあね、信じられないからね。」
夏油「あれはね、Aと私のためだったんだよ、、」
私の思ったこと、感じたこと、あった出来事、言動、行動の意図まで、気づけば硝子に話していた。
話しているうちに、私の頬には温かいものが流れていた。
硝子「男が泣くなって、、それにしても、あんたら馬鹿、」
夏油「す”まない、」
硝子「これ、言っていいかな、、うん、仕方ない、許せ、Aのためだ。それに半分くらいあたしのせいかもだし、?」
夏油「え”っ?硝子、君、何か知っているのかい?」
硝子「この前、Aと恋愛の話になって、、」
その後私は想像もしていないことを教えてもらう。
そして、Aにしたことを酷く後悔した。
.
79人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵(プロフ) - すぐぴぃぃぃぃ!!!!!!!!!!ファー↑ちゅき! (2021年7月4日 0時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - さくらんぼさん» コメントありがとうございます!、めちゃ嬉しいです!!こういうほっこり系大好きなんですよね笑 (2021年5月4日 22時) (レス) id: 2af8bea192 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです!!夢主ちゃんがとにかくかわいくてかわいくて、、、!夏油と夢主ちゃんの仲の良さにほっこりですね笑 (2021年5月4日 21時) (レス) id: 6f4309b5f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りか | 作成日時:2021年4月28日 19時