【3】可愛すぎる生物 ページ21
夏油side
夏油「ん?」
「わたし、すぐるくん、の負担はいや、だ、から」
夏油「私の負担?どういうことかな?」
「重い女の子 って、思われたくなくて、その、」
たどたどしい口調で、Aは、本当は全て気づいていた。と言った。
わかっているうえで、私から重い女と思われるのを避けるためにわざと気づいていないふりをしていただなんて、
私の彼女、可愛すぎないかい!?
私の表情は、この可愛い生き物に耐えきれず、ニヤけてしまう。しかし、こんな顔Aに見せるわけにはいかないと、咄嗟に顔を上げ、天井を見上げながら話す
夏油「そんなことで、重いなんて思わないし、むしろ、Aからの負担は大歓迎なんだけれど、、、」
今、Aはどんな表情をしているのだろう?
気になるが、残念ながらそちらは見れない。耐えるんだ私。
「す ぐ るくん、」
そんな私の状況もお構いなしに可愛い声で私の名を口にする。
「ねぇ、すぐる くん、きいて」
Aは自分の方を見るよう催促するが、私も負けじと、天井に視線をやりながら「なんだい?」と返事をした
「んや、!」
夏油「!?」
今起きたことを理解するのに、少し時間が有した。
私の両頬には小さなAの手が添えられて、A自身の顔を見るようガッチリとホールドされている。
「やっと、おめめ、あった〜」
そう言って、ニコニコご満悦のご様子
おめめって、君は私を殺しにきているのかい?
何かの漫画のように鼻血さえも、出てしまいそうだ
「じゃあ、さ、こうしよ う?」
夏油「ん?」
「おおきな、ふしめ はお祝い、する」
ああ、さっきの記念日の話が続いていたのか。今まで私とっていろいろ起こりすぎて、最初何を話していたかも曖昧になっていた
夏油「大きな節目とは、具体的にはどのくらいだい?」
「はんとし、とか、いちねん とか」
夏油「わかった。じゃあ、そうしよう。」
こうして、私たちの間でまたひとつ約束事ができた。
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葵(プロフ) - すぐぴぃぃぃぃ!!!!!!!!!!ファー↑ちゅき! (2021年7月4日 0時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - さくらんぼさん» コメントありがとうございます!、めちゃ嬉しいです!!こういうほっこり系大好きなんですよね笑 (2021年5月4日 22時) (レス) id: 2af8bea192 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです!!夢主ちゃんがとにかくかわいくてかわいくて、、、!夏油と夢主ちゃんの仲の良さにほっこりですね笑 (2021年5月4日 21時) (レス) id: 6f4309b5f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りか | 作成日時:2021年4月28日 19時