【2】約束事 ページ20
夏油side
半年の記念日、
私とAは、月ごとになんて記念日をお祝いするようなカップルではなく、大きな節目にだけ祝うことになっていた。
これは、まえに私とAで交わした約束
たしか、付き合って4ヶ月目のこと
夏油｢A、今日はね、何の日かわかるかい？｣
｢うん｣
私の自室で、私がベッドに腰をかけ、その上に私の足を跨ぎ、Aが向き合うように安座する
4ヶ月経っても、Aは私の可愛いコアラちゃんだ
夏油｢めずらしいね、Aが覚えているなんて｣
そう、2ヶ月目も、3ヶ月目も、男の私が把握しているだけで、A本人は覚えてないと言っていた
｢きねんび｣
夏油｢そう、｣
｢あめ りか｣
夏油｢そうそう、って、？｣
アメリカ？ん？
私はすぐに自分の部屋のカレンダーに目をやる
7月4日
まさか、だが
「あめりか、どくりつ、きねんび」
でしょ？とでも言いたげな顔をして、ニコニコしている
今すぐにでも、その可愛い唇にキスをしてしまいたい気持ちをグッと堪えて、話を戻す
そうだった。Aはかなり学があり、普段の姿は、私と一緒にいる時とのギャップを感じさせるほど、頭がいいし、成績だっていい、まさしく優等生である。
夏油「A？、不正解だよ？」
「な、んで？」
私から少し体を離し、不服そうに頬を膨らます
たしかに、ある意味正しい。世界史のテストであったなら文句なしで正解であろう。けれども、これは私、夏油傑の問題だ。
夏油「一般的には合っているよ。だけど、私の意図はまた少し違うかな。」
そう言っても、Aはあまりピンと来ていないようで、キョトン顔をかましている。
夏油「私たちの、」
そこまで言えば、Aは察したように"あ"と呟いた。
「ごめ ん、わすれてた、」
夏油「気にしないでいいよ。AらしいっちゃAらしいから、私こそすまない」
「ちがう、すぐるくん、わるく、ない。すぐるくん、あの、ね、、私」
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葵(プロフ) - すぐぴぃぃぃぃ!!!!!!!!!!ファー↑ちゅき！ (2021年7月4日 0時) (
レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - さくらんぼさん» コメントありがとうございます！、めちゃ嬉しいです！！こういうほっこり系大好きなんですよね笑 (2021年5月4日 22時) (レス) id: 2af8bea192 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです！！夢主ちゃんがとにかくかわいくてかわいくて、、、！夏油と夢主ちゃんの仲の良さにほっこりですね笑 (2021年5月4日 21時) (レス) id: 6f4309b5f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りか
| 作成日時：2021年4月28日 19時
