彼女が｢好き｣と言ってくれません

仲直り ページ14

夏油side






"五条くんに、私が上手く隠せてないからバレたと思った。せっかく隠してたのに。"



｢わたし、のせい｣



夏油｢何を言っているんだい？先に悟に相談したのは私の方だよ｣




｢え、｣




夏油｢Aに勘違いさせたね、別に私はAとのこと、隠そうとしてたんじゃないよ。｣





まあ、少しだけ隠そうとしたかもね




理由は、私だけが知っているという優越感を感じていたかった、それだけ




｢わたしの、そう、だん、？｣



夏油｢まあね｣





｢良くない、そうだん、？、げと、わたし、めんどう？｣




夏油｢ん？｣



10秒間の沈黙



ああ、Aが術式を使うんだ




私も覚悟して、静かに脳内に流れるAの声を聞いた





｢夏油、面倒でごめんなさい。私の事、嫌いになった？｣





はっ、、嫌いになんてなるわけないじゃないか



私はいつも、常に伝えているだろう？好きだと




夏油｢私が嫌いになんてなるわけないだろう？なんでそうなるんだい？｣




｢うま、く、はなせない 。めんどう。もう、いや？｣



夏油｢はぁ、、Aのこと、面倒だなんて１ミリたりとも思ったことないよ。｣




｢ほんと、？｣



夏油｢私が君に嘘をついたことがあるかい？さぁ、おいで｣






ギュウっといつもより強く抱き締めてくる




私の制服がシワになってしまいそうだよ笑



腕の中に感じるAの温もり



はぁ、仲直りできてよかった。

好き→←君の意図

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