君との会話 ページ2
夏油side
このまま、機会が来るのを待っていても何も始まらない
だから、私は思い切って、Aに話しかけてみた
夏油「宇津木 A?」
前を歩く君の名前を呼ぶと、くるっと振り返って首を傾げた
「はい?」
夏油「すまない。ただ、話してみたくて、まだ、話したことないだろう?」
そう言うと、何も言葉を発さずにコクコクと頷くだけの君
夏油「私の名前は、夏油 傑だ。同じクラスで、」
「存じて ます」
私の言葉を遮り、言った彼女の言葉は少しばかり固かった
夏油「そ、そうだよね、私のことは好きに呼んでくれて構わないよ」
沈黙が流れた
目の前のAの綺麗な目は、キョロキョロと泳いでる
それから口を小さくパクパクとし始めた君
「わたし Aで いい」
外の物音が大きかったら、かき消されてしまいそうなほど小さな声でそう言った
夏油「わかったよ、A」
カタコトな言葉だったけど、
ただ、嬉しかった
君に、昨日より、近づけた気がしたから
これが、私と君との初めての会話
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葵(プロフ) - すぐぴぃぃぃぃ!!!!!!!!!!ファー↑ちゅき! (2021年7月4日 0時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - さくらんぼさん» コメントありがとうございます!、めちゃ嬉しいです!!こういうほっこり系大好きなんですよね笑 (2021年5月4日 22時) (レス) id: 2af8bea192 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです!!夢主ちゃんがとにかくかわいくてかわいくて、、、!夏油と夢主ちゃんの仲の良さにほっこりですね笑 (2021年5月4日 21時) (レス) id: 6f4309b5f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りか | 作成日時:2021年4月28日 19時