AAAの姫は顔面国宝に恋をした。③ (ページ33)

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｢…ぇ、なんで、？｣

勝利｢…Aちゃん、｣

｢…なんで、ここ、｣

勝利｢なんではこっちのセリフだよ？

なんで呼んでくれなかったの｣

｢っ、やって…勝利くん、彼女さんは？｣

勝利｢彼女？いないけど。｣

｢ぇっ、紫耀がっ、｣

そう思って紫耀の方を見たら、

((冗談やでええええー！！！))

っていう声が。

｢…｣

勝利｢俺、Aちゃん以外ありえないから｣

｢…嘘、ついたのに？｣

勝利｢それでも、Aちゃんしかいない｣

｢…嫌いって、言ったのに？｣

勝利｢俺は嫌いじゃないもん｣

｢…｣

・

・

勝利｢好きだよ、Aちゃん｣

｢っ…、なんで、そんな優しいんよっ｣

勝利｢好きな子には、優しくしないとだからね｣

｢…好きっ、勝利くんが、好きやねんっ、｣

勝利｢ふふっ、知ってる。｣

そう言った勝利くんの顔が近づいてきて、唇に、感触が。

あぁ、キスされたんだって。

ファンの子は、ギャン泣きしてて。

勝利｢好きだよ、A｣

｢ううっ…、｣

勝利｢泣かないでよ～笑｣

｢ぐすっ、…うん。

ぁ、…ファンの子ら、ごめんな？話わからんかったやろ？｣

そしたら、

おめでとーーーー！！！

って声が。

また泣けてきて、勝利くんには笑われたけど。

・

・

・

私にも、勝利くんしかおらんよ。

この時紫耀が泣いてたなんて、ステージで笑ってた私は知る由もない。